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19世紀のフランスを代表する印刷・出版業者 フィルマン・ディド兄弟社による大変貴重な石版画（リトグラフ）が入荷いたしました。
フィルマン・ディド兄弟社（Firmin Didot Frres）は、19世紀フランスの印刷・出版業者で、当時の印刷技術の最先端を担っていました。細部まで繊細に描写することで知られ、リトグラフでも鮮明で美しい仕上がりが高く評価されています。
現在では希少価値の高いコレクターズアイテムとして収集家や美術愛好家の間で人気があります。
保存状態が完璧で余白部分や印刷面にほとんどダメージがない場合は1枚あたりの価格は数万円から10万円前後になることが多いようです。特に歴史的・文化的に価値が高いテーマ（ルネサンスや東洋美術など）や、美しい構図のリトグラフであれば、さらに高価になることもあります。
今回出品のリトグラフも全体的に状態まずまず良好ですが、余白部分に若干の汚れや黄ばみなどが見られるためこの価格でのスタートとさせていただきます（画像でご確認下さい）。
絵柄部分も多少の経年感はありますが、概ね状態良好で鮮やかな色彩を保っていますので、額装すれば大変趣のあるインテリアになるかと思います。
1870年頃の制作で、サイズは40センチ×29センチほどです。
日本では入手が困難なリトグラフですが、今回は幸運にもフランスの画商からまとめて入荷することができました。この機会にぜひご検討いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。