伊原青々園(伊原敏郎) 演劇史3部作品セット『日本演劇史』『近世日本演劇史』『明治演劇史』早稲田大學出版部・鳳出版


伊原青々園(伊原敏郎)の代表作、演劇史3部作セットです。
分売はいたしません。
3冊とも本体には保護のためにグラシン紙をかけていますが、すぐに外すことができます。

伊原青々園(いはら・せいせいえん)は明治3年1870に生まれ、昭和16年1941に亡くなった、明治から大正、昭和を代表する演劇評論家、劇作家です。

『日本演劇史』1904年
『近世日本演劇史』1913年
『明治演劇史』1933年

これら3部作により、1933年に朝日文化賞を受賞しました。
また翌年、文部省から歌舞伎研究の功績に対し、文学博士号を授与されています。

島根県松江に生まれ、上京して第一高等学校(今の東京大学教養部)に入学しますが、中退して新聞社に入り、森鴎外の実弟、三木竹二と雑誌「歌舞伎」を創刊しました。

『日本演劇史』762頁 早稲田大學出版部 大正13年第三版
『近世日本演劇史』777頁 早稲田大學出版部 昭和2年第四版
『明治演劇史』841頁 鳳出版 昭和50年復刻版

復刻版は箱には多少痛みがありますが、本体はヤケやシミがわずかにあっても書き込みなどはなく、きれいな方だと思います。

他の2冊はさすがに経年を感じさせます。
箱には痛み、ヤケ、汚れがあります。
また本体にもヤケ、シミ、汚れ、シールの剥がし跡、見返しに記名などが見られます。
書き込みは数カ所見つけましたが、気になる程ではないと思います。
読む分には問題ありません。
なお多少の見落としはご容赦ください。