【真作】 古筆 久能寺経類切 平安時代 法華経 装飾経 書 まくり 未装 古文書 仏教美術 経切 古写経 手鑑 肉筆


【久能寺経】
静岡・久能山にあった久能寺(現在の鉄舟寺)に伝わったため、「久能寺経」と呼ばれます。『法華経』一品経28巻と、開経『無量義経』、結経『観普賢経』を合わせて、もとは全30巻ありました。極楽往生を願って一人が一巻を担当して合計30人で制作したものです。各巻の巻末に、その巻の制作を担当した人の名前が記されており、そこから鳥羽法皇(1103~56)と、皇后・待賢門院璋子(1101~45)、女御・美福門院得子(1117~60)の周辺で作られたことがわかっています。とくに、待賢門院の関係者の名前が多いため、待賢門院が仏門に入った永治2年(1142)2月に成立した可能性が高いと考えられます
方便品は、法華経二十八品中の前半十四品(迹門)の中心をなす品で、仏の智慧はたやすく知り難いと述べ、真実の姿を見極める仏の深い智慧を信じて、これを悟り極めるよう説いたもの。 料紙には多様な染紙を使用し、金銀の大切箔、小切箔、芒が散りばめられ、金銀泥による文様も描かれています。表紙に羅などの繊細な裂地を使い、見返しには平安貴族の姿が描かれているものもあります。当時は、願いをこめるほどこのように経巻を飾り立てました。

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