帯付 第20回日本SF大賞受賞 新井素子 チグリスとユーフラテス 集英社刊 SF
【詳細】
帯付 第20回日本SF大賞受賞 新井素子 チグリスとユーフラテス 集英社刊
1999年3月22日3刷 集英社発行
第20回日本SF大賞受賞作。
遠い未来。惑星ナインへ移住した人類は、人工子宮を活用し、世界に繁栄をもたらした。だが、やがてなんらかの要因で生殖能力を欠く者が増加し、ついに“最後の子供”ルナが誕生してしまう。滅びゆく惑星にひとり取り残されたルナは、コールド・スリープについていた人々を順に起こし始める。時を越え目覚めた者たちによって語られる、惑星ナインの逆さ年代記。最後の子供ルナは、ついに“ナインの創始者”レイディ・アカリのコールド・スリープを解いてしまう。四世紀にわたる眠りから覚めた彼女に、ルナは問う。最後の子供になると知りながら、なぜ母親は自分を産んだのかと。だが、覚醒したアカリがとった行動は、思いもよらないものだった…。生の意味を問い直し、絶望の向こうに確かな希望を見出す、感動の超大作。
新井素子
1960年東京生まれ。立教大学文学部卒。77年、高校2年生のとき第1回奇想天外SF新人賞に「あたしの中の…」が佳作入選しデビュー。大学在学中に発表した「グリーン・レクイエム」「ネプチューン」は第12回、第13回星雲賞を受賞。99年には『チグリスとユーフラテス』で第20回日本SF大賞を受賞
【状態】
経年劣化により若干の焼け、汚れ、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。
※帯に若干破れが御座います。