宋時代に製作された青磁の八稜硯だと思います。八稜硯は、八角形をした硯であって、唐時代に盛んに作硯された硯式であるとのことです。彫刻された文様は、兎の顔のように見えますが、硯の底全面に、異様に大きいふさふさした尻尾が彫刻されていますので、九尾の狐だと思います。中国では、九尾の狐はその姿が確認されることが泰平の世や明君のいる代を示す瑞獣とされています。

【サイズ】
  直径12.8cm、高さ1.8㎝
 
【その他】
硯の側面に小さいアタリが3カ所あり、釉が剥げています。硯の底の端が擦って、釉が擦り切れています。購入時のままで出品しており掃除はしていません。

 【入札前に必ずお読みください】
・本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるように努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札ください。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。

・製作年代等の説明書きは、あくまでも当方(骨董収集歴30年以上)の個人的な見解に基づくものであって内容を保証するものではございません。見解の相違に基づく返品はお受けいたしかねますので疑問がある場合は入札をお控えいただきますようお願いいたします。

※かんたん決済支払期限内にお支払い頂けない場合は、落札者様都合のキャンセルによる削除とさせて頂きます。