無関心な人びと 上 (岩波文庫) モラーヴィア/作 河島英昭/訳
無関心な人びと 下 (岩波文庫) モラーヴィア/作 河島英昭/訳
◎「上」の裏表紙右側に折れがありますが、他は特に目立った傷などはありません。自宅での保管ですので、写真をご参照の上、中古品にご理解の上でご購入ください。
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二十世紀を代表する作家モラーヴィア(1907‐90)の処女作。主人公の青年ミケーレは自分をとりまく現実と自分とのずれを意識しているが、あらゆる行為に情熱が持てず、周囲に対して徹底した無関心におちこんでゆく。ローマの中産階級の退廃と,苦悩する若者を描いたこの作品は、当時のファッショ政権から発禁処分をうけた。