◆東京カウボーイ 矢作俊彦/著 新潮社
東京カウボーイ 矢作俊彦/著
日本人に似た顔を持つ傑(ジェイ)は、養父の死後、家を売り、
育った国アメリカを捨て、ニッポンの都市・東京にやって来た。
会社を裏切り技術輸出をするビジネスマン、不法外国人労働者、
エイズ治療薬のために草野球のピッチャーに雇われる元大リーガー、
名曲喫茶で商談する殺し屋etc...傑の眼に映る、
都市徘徊者たちの悲哀と滑稽を描き、“ニッポン”との摩擦と
ジレンマをクールに見据える傑作!
矢作俊彦
1950(昭和25)年、神奈川県生れ。
1972年「ミステリマガジン」に短編小説を発表、
以後『マイク・ハマーへ伝言』『真夜中へもう一歩』で、注目を集める。
一方、テレビ、ラジオ、映画など他分野でも活躍。
大友克洋との合作コミック『気分はもう戦争』がミリオンセラーに。
1998(平成10)年『あ・じゃ・ぱん!』でドゥ マゴ文学賞を受賞、
2004年には、『ららら科學の子』で三島由紀夫賞を受賞。
他の著書に『スズキさんの休息と遍歴』
『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』『悲劇週間』
『フィルムノワール/黒色影片』などがある。
◆状態:帯に多少、小スレが見受けられますが、他は
折れ、スレ、汚れ等無く未読同様 キレイな状態です。