セーブル 超希少(二点物) 碗皿 十九世紀様式の花輪文様 ブルーラピスラズリ 磁器製 カップ&ソーサー ハンドメイド フランス製 新品 Sevres


★フランス国立セーブル陶磁器製作所工房作品詳細★
ブランド(原産国) 【セーブル・SEVRES】フランス
作品名(パターン) Service Hemispherique(Bleu lapis de Sevres)
サービス エミスフェリキ(セーブルブルーラピスラズリ)
(ブルーラピスと白地に24K金彩と十九世紀様式の花のガーランド装飾)
ミルク碗皿(450cc)【二点のみの限定制作品】
成型年度 半球形鉢:1997年,受け皿:1984年
装飾完成年度 2008年 Catherine Bleriot(カトリーヌ ブレリオ)
作品サイズ 半球形鉢(口径:14cm,高さ:7cm)
ソーサー(直径:18.2cm,高さ:3cm)
特記事項 画像と実際の作品の色合い及び風合いは微妙に異なります。
ギフト包装 無料で承ります
参考上代(定価) オープンプライス
作品説明
二点物:セーブル陶磁器製作所工房ではこの作品は二点しか制作されていません。
【世界中に唯二点】
ミルク碗、受皿は轆轤成型によるものです。最初に980度の温度で焼かれた後、無色の釉薬の中に素早く浸して、釉がかけられます。乾燥後に筆による修正を施した作品は1380度の高温で焼かれます。セーブルブルーラピスラズリの彩色は、着色と乾燥を繰り返し2回にわたり行われ、アナグマの毛の刷毛を用いて均一に修正されます。セーブルブルーラピスラズリは1380度で焼かれます。19世紀スタイルの花模様装飾はCatherine Bleriot(カトリーヌ ブレリオ)により丁寧に手描きで施され、18世紀以来のセーブル工房独自の技法プチ・フー(金や色彩を低温で焼き付ける)により仕上げられています。色彩は研究室で色調を調合された粉末の絵の具を、油性揮発油とテレピン油で混ぜあわせ、筆を使い描きます。絵師によって描かれた装飾は840度で焼付けられます。絵師は絵柄のトーンやボリュームなど全体に細心の注意をはらいます。2度または3度にわたり、1000度以下の低温で焼付けますが、焼き付けた後に、必要ならニュアンスや透明感などの調子を整えるために、さらに微妙に手を加える(ルピック)こともあります。最後に金彩を磨いて艶出しする技法(ブルニサージュ・ア・レフェ)でセーブル工房独自の瑪瑙や赤鉄石を使った技術で丁寧に磨かれることにより「時代物」の風格とサテンのような柔らかい輝きがもたらされます。ユニ・サービスは、デザイナーとしてセーブル工房で制作活動したJules-Constant Peyre(ジュール-コンスタン ペイル)によって作られました。彼は18世紀後期の典型的様式であるネオ・クラシックスタイルで、なめらかな線を持つ皿などの一連の調和された代表的シリーズを製作しました。セーブル工房で、分類上ユニ皿シリーズと呼ばれたこの名前から「ユニ・サービス」が命名されました。このシリーズは、19世紀前半に幾つかの形体(サラダボール、スープ鉢)、後にはさらに新しい器であるサラダ皿やパン皿などが加わることにより、形体デザインが混合されています。 Bleu lapis de Sevres(セーブルブルーラピスラズリ)には、さまざまな特徴があります。特に重要なのは手描きの技術で、これを抜きにしては価値が無くなってしまいます。筆運び次第で、明るい色調や透明感の揺らめき、濃淡のコントラストなどを描くことが出来るからです。
クリエーター:Catherine Bleriot(カトリーヌ ブレリオ)
セーブル工房で創作活動をする装飾作家(画家)、陶芸家。
【素材:PD(ハードペースト)1770年頃にセーブル工房で開発調合された素材】
装飾:Bleu lapis et blanc,guirlande de fleure XIXsiecle,filets,frise et rosace or
ブルーラピスラズリと白地に十九世紀の花の花輪文様,
24K金彩による縁飾りとロザース文様仕上げ。
作品にはセーブル工房のロゴと成型年度、装飾完成年度と作家のサインが記されています。


☆Pate dure(porcelaine dure ou P.D)ハードペースト(硬質磁器P.D)☆
基本素材はカオリン(70%を含む)、長石、水晶、凍石からなる本磁器。
これらの素材を約1300℃~1450℃で高温焼成する。



★Sevres(cit de la cramique)★
フランスが誇るセーブル窯はポンパドール婦人の助力もあって、王立窯として発展を遂げました。1759年、王立セーブル製陶所となり、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。セーブルの功績は、国家的使命ともいえるフランス独自の意匠を確立し、完成度の高い芸術作品を作り続けてきたことにあります。18世紀、セーブルは東洋芸術の様式をうけつぎながらも、当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合を持つソフトペーストなど、他の追随を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に華開いたのです。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることは少なく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その稀少性ゆえに、誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。