CCM系アーティスト、ロビー・デュークの84年のセカンド・アルバム。
82年のデビュー作『Not The Same』も見事な作品ですが、
本作のクオリティはそれと比類するクオリティ。
収録された10曲は、Bill Northの提供した「All Lost」と、
「Watching For You」の2曲を除いて、Roby Dukeの自作。
アップ・テンポの曲にしてもバラードにしても、
メロディの美しさとサウンドの洗練度が際立っている作品。
特に、風に向かって立つような凛々しさのある「Come Let Us Reason」に始まり、
ロマンティックな「All Lost」、「I'm Persuaded」と続くオープニングの3曲は、
数あるAORの名作の中でも格別の心地よさ。
演奏面ではDann Huff(g), Larry Williams(k, sax), John Patitucci(b),
Bob Wilson(ds), Pagesの二人(bv)などの実力派が腕をふるい、清潔感に溢れ、
引き締まったサウンドを生み出しています。
CCMマイナーレーベル作品のため、
USオリジナル盤は滅多に見かけません。