伝承津軽塗箸総漆 唐塗極彩色 1膳 女性向 中サイズ:21.5cm-赤色


東北は北端、みちのく弘前を中心に発展を遂げた 伝統漆芸津軽塗  江戸時代 元禄年間から続く長い歴史を有し、津軽藩お抱え塗師(池田源兵衛)が辛苦の末、独自の漆塗り技法を生み出した事に始まるといわれています。  厳しい寒さとなる冬の農閑期を利用した家内製工業として今に伝わり  数多くの塗師を輩出 弛まなく技術の研磨を重ね、生み出された塗り技法は400種以上  (唐・七々子・紋紗・錦)津軽塗四大技法を駆使した数多の銘品を世に贈り出す屈指の漆器産地です。   津軽塗がみせる最大の魅力は、色漆の艶やかで重厚な色合い そして丹念な手業により、見事に磨き出された独創的な模様。  「研ぎ出し変わり塗り」と呼ばれる技法を使い、塗りと研ぎ出しの作業を幾度も繰り返す事により生まれ、塗装には天然漆のみを使用、約50に及ぶ工程を経て 数ヶ月かけ丹念に塗り上げていきます。   一般的な素地には鉄木が使われ 非常に堅牢。  幾重にも塗り重ねられた漆は木肌と渾然一体となり、 使えば使うほどに 漆塗りの奥深い味わいが楽しめる逸品に仕上がっています。   津軽の塗師が丹精込めて塗り上げたお箸です。  ご愛用の一膳となれるよう心より願い このお箸を贈らせて頂きます。