【Panasonic「SL-PS840」動作良好(俊足リニアモーターメカ&第2世代A-MASH搭載)】


1992年に定価49,800円で発売されたパナソニックの優秀機です。

パナソニックは前年、398モデルとしては驚くべきパフォーマンスのPS700
投入し当時は飛ぶように売れました。その上級機に該当するのが当機です。
PS700の良さを丸々引き継いでおり、何といっても価格からは想像出来ない
音質と多機能を誇るパナソニックの戦略機です。

DACにはコストの高い第二世代MN64761アドバンストMASH 1bitDAC
採用し、更なる高精度・高忠実度な再生を実現しています。

電源回路の基準電位発生回路からの電流を一旦コンデンサーに蓄えておき、
音楽再生時には基準電位発生回路を切り離し、コンデンサーからFET素子の
ゲートに電圧を供給する方式で、バッテリー駆動に匹敵する電源性能を獲得
出来る”バーチャル・バッテリー・オペレーション”をフラッグシップモデル
「SL-P2000」同様に搭載しています。ラインアウト回路にはテクニクス
培ったクラスAA回路採用しており、負荷に影響されない忠実な波形伝送
実現しています。

細かな機能としては、ディスプレイを消灯してFL管から発生するノイズ
抑えディスプレイ・モード機能を搭載しています。

ディスク毎に最適なサーボ量を自動調整するデジタルサーボやハイスピード・
リニアモーターメカの採用でアクセスが驚く程速いので、当機に慣れてしまう
現在は高級機でも安価なギア移動式にはストレスを感じてしまうでしょう

最近の機種は操作ボタンが少なくてつまらないですが、当機は沢山あり
では逆に新鮮な感じメカ好きにはたまらないモデルです。現代的な
雰囲気を演出する為に”バーチャル・バッテリー・オペレーション”稼働
中に光るLEDを、オリジナルのオレンジ色から青色に換装しています。

トレー開閉、再生、スキップ、サーチ等の基本動作を正常確認済です。
アナログ出力端子アンプに繋いでの音出し、H/Pの使用、光デジタル
出力も問題ありません。自作のCD-Rも難なく再生してくれます。
サクサクと瞬時に選曲してくれて、実に爽快な気分になります。

この世代のパナソニックやテクニクスの機種は制御基板のコンデンサー
経年劣化により容量抜けを起こして再生不能に陥る個体が殆どですが、
当機は対策品に交換済ですので安心して末長くお使い頂けると思います。

<当時の評論家の音質コメント>
重心が低く落ち着きのある味わいで、文句なしのモデルだ。パナソニック
低価格帯の戦略モデル第二弾と位置付けられるが。その戦略はズバリ
当たっている。メーカー意図する戦略と実際に出てくる音がほぼ完全に
一致している点は素晴らしい。本機の大きなポイントは、アナログ回路への
電源供給が大容量コンデンサーとFETから行われていること。これが本機の
しっとりとして非常に安定感のある音が出てくる秘密のようだ。この方式は
テクニクスブランドのSL-P2000と同等のもの。シンプルだが有効な電源供給
方式だ。弦楽合奏はバランスが大変良く、溶け込みがいい。ピチカート系も
大変デリケートに表現する。アーメリングはピンポイント的に定位し、大変
チャーミングで、暖かさ、穏やかさ共に申し分ない。内田光子の右手方向
少し細みだが、デリケートな表現力はなかなかいい。パーカッションはやはり
デリケートなタッチが楽しめる。伴奏ピアノもいいし、ストリングスにも歪み
なく安心して聴ける。価格を遥かに超えた文句なしのハイC/Pモデルだ。

詳細はこちら↓
Technics SL-PS840の仕様 パナソニック (audio-heritage.jp)

【主な仕様】
・外形寸法:幅430×高さ125×奥行335[mm]
・重量:6.3[kg]

【振り込み】 ヤフーかんたん決済

【発送】ゆうパック100サイズ
・北海道:2,190円
・九州:1,780円
・東北・中国・四国:1,620円
・関東・信越・北陸・東海・近畿:1,500円
・沖縄:2,160円

出品時に改めて一連の動作確認を行い、上記説明及び掲載写真
通り快調動作しています機能は未確認で大変古い物なので
ノークレーム・ノーリターン遵守を条件に入札お願い致します。
本体と電源コード出品です。メーカーロゴを自作しています。

配送時の振動等でピックアップが損傷しないよう、トレーを開けた
状態で電源を切り、手動で閉める事でピックアップが固定される
仕組みです。電源を入れると自動的にロックが解除されます

冷やかしやイタズラ等、購入意思のない入札は固くお断りします!
個人出品につき領収書の発行は出来ませんのでご了承ください。