日本ではあまり有名ではありませんが世界では人気が高いようです
タグ・ホイヤーのアンバサダーであるアレック・モノポリーとのコラボレーションモデルが発表されましたし、
エイドリアン・ブロディやロバート・デ・二ーロが彼の作品を購入しました。

■作家履歴
アレック・モノポリーはアメリカのストリートアーティストです。
その通称と、彼の描くシルクハットにタキシード姿のキャラクターは
ボードゲーム「モノポリー」のマスコットであるリッチ・アンクル・ペニーバッグに由来しています。
このアイディアは史上最大級の巨額詐欺事件の犯人として知られる
アメリカの実業家で元NASDAQ会長のバーナード・L・マドフに触発されたものであり、
大手銀行に関連する10億ドル規模の救済や規制緩和への批判を意図しています。
この他にも彼は『Richie Rich』や『Scrooge Money Mesmerized』シリーズのように、
既存の大衆文化に示された資本主義のヒエラルキーを覆すべく、作品を使用しています。
スプレーペイントや新聞紙など様々な素材を用いるモノポリーの作品は
多くの著名な俳優やミュージシャンにコレクションされています。

1986年ニューヨークの裕福な家庭に生まれたアレック・アンドンは、
街中でグラフィティを描くことからアートのキャリアをスタートさせました。
彼はインスピレーションを受けたアーティストとして、
サルバドール・ダリやキース・ヘリング、ジャン＝ミシェル・バスキアなどを挙げています。

壁に絵を描くことはアートコレクターや愛好家だけでなく、誰の目にも触れさせることが出来るので
私にとってはより楽しいものです,グラフィティについて彼はこう語っています。

モノポリーは現在ロサンゼルスを拠点に活動しています。