♯06 さざれ石 583g 石灰質角礫岩 細石 Japanese national anthem 盆石 Japanese bonsai KIMIGAYO


日本の国歌に詠われている「さざれ石」は、この岐阜県産の石のことを指しています。
一般的には採掘はされていないので、大変貴重な石となっています。

小さな石が炭酸カルシウムをバインダーとして大きな岩石を形成しているのがわかります。
形成するまでの年月を考えると自然の力の凄さを感じない訳にはいかなくなります。
「さざれ石」は漢字で、「細石」と書きます。
字のごとく、小さな石という意味で、学名を石灰質角礫岩といいます。
石灰石が長い年月をかけて雨水で溶解し、粘着力の強い乳状液が小さな石の隙間に凝結し、ひとつの大きな岩の塊になった物を「さざれ石」とよんでいます。

国歌の歌詞の「さざれ石の巌となりて」とは、「小さな石が集まって大きな岩となるように」という意味です。 これにもさまざまな解釈があり、「結束し、協力しあい、団結して」や「今は小石であるものが時代を経て、集まって大きな岩となり」という意味ととらえることもあります。