白く冴えた刃に浮立つ幾筋もの金筋!清磨を継ぐ名工「羽州荘内住藤原清人」2尺5寸超 日刀保鑑定書付 古鑑定鞘書有 研身健全



powered by auction-labo.com

刃長77cm反り1.8cm
元幅3.4㎝ 元重0.79㎝
先幅2.58cm 先重0.65cm

鎬造り、身幅広く鋒やや延びて浅く反りつく。
刃文互の目乱れに丁子まじる。足入り匂い口ふんわりして細かな沸が絡み白く冴える。
沸流れ砂流し金筋となって幾重にも激しく浮き立つ。
肌目流れて柾状になるも緩みなく詰んで澄んでいる健全。
うぶ茎在銘「羽州荘内住藤原清人」「元治二年二月吉日」
日本美術刀剣保存協会の特別貴重刀剣認定書付きであった様だが半分しか残っていない為参考資料としての付属
上研磨古研身現状、僅かにヒケが見られる。
金着二重ハバキ、ガタツキ無し。鑑定鞘書の白鞘入り。

清人は出羽国庄内出身で庄内藩御用鍛冶斎藤小四郎の養子となり、後に推挙により江戸で四谷正宗と謳われていた源清磨の最後の弟子となる。特に人柄の良さでも定評があるという。後に庄内酒井藩お抱え工となり、豊前守を受領している。
本刀は長さもさることながら重ねもガッチリとした実用にも重きをおいた頑強な造りこみで刀身の重さも1kgを超える見事なもの。沸が清々しいほどに白く刃中を覆い、中から金筋・稲妻が浮き立つ様は圧巻である。