ルイスカバー、FDC、そして稀少なルイスコレクションを出品します。全て、米国からの里帰り品です。尚、まとめて取引をし易くするため出品区分を「初日カバー」で統一しています。FDCと表記のあるもの以外は初日カバーではありません。ご容赦下さい。
横濱に住み着いたルイスは写真家として商売を始めました。主に米国向けにピクチャーフレームや写真、そして日本風景、風俗など絵柄の絵葉書を販売しました。その後、太平洋横断郵便汽船風景印を押印したカバーの販売を1932年頃から始め、これが好評で後の肉筆カシェカバーやFDCの販売へとつながって行きます。
当出品は、太平洋横断汽船のシップカバー、その最初期にあたるカバー（肉筆カシェなし）です。のちの肉筆カシェルイスカバーを知るには、先ずはシップカバーを入手することです。何故なら、そこにはルイスカバーの基本が忠実に盛り込まれているからです。その基本とは以下の3つの点にあります。
①貼付切手にある決まりがあること。
②貼付切手を横1列水平に貼るための工夫があること。
③消印に決まりがあること。
ですが、さてそれぞれどのような内容でしょうか？
ルイスコレクターの方々には、「何をいまさら！」のことでしょうが、これからルイスカバー収集を始める方々のために解答を掲げておきます。
①富士山が描かれた切手を貼ることが基本です。当カバーでは、富士鹿4銭と風景2銭がそれに当たります。
②切手の上辺部に水平なエンピツ線が引いてあり、それに合わせて等間隔で4枚の切手を貼ってあります。
③太平洋横断汽船の美麗な風景印を押印することです。
これらの要素を忠実に織り込んで、ルイスはシップカバーの販売始め、後の肉筆カシェカバービジネスの大成功へとつなげたのです。
大変前置き長くなりましたが、当出品は龍田丸シップカバーです。初期シップカバーだけに見られる宛先「米國」（「行」の無い）の押印は貴重、また裏面の封印がシールであることもこの時期の特徴です。
封筒の状態は、少しヤケていますが、経年のくたびれ少なく概ね良好です。画像でご確認下さい。
基本送料（定形郵便は110円、定形外郵便は重量に応じた金額）を頂戴します。一日の合計落札金額が1万円未満の落札は普通郵便で、1万円以上の落札はレターパックで送りますが、基本送料との差額は無料です（詳しくは発送詳細をご覧ください）。
（同じ日の複数落札は、必ず同梱してお送りします。必ずまとめて取引を通じてお知らせ下さい。）
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