1PIU1UGUALE3が誇る、クラス最高峰の上質な素材を使用したラップコート。
さらに特別に京都の老舗帯匠・誉田屋源兵衛(こんだやげんべえ)とタッグを組んだ名作。
「1PIU1UGUALE3 × 誉田屋源兵衛」の 着物浴衣でも採用している「破れ格子」柄を裏毛に大胆にプリントしています。
「破れ格子」柄は桃山、江戸時代の「傾奇者(かぶきもの)」の流れを汲む文様で、この文様は約三百年前には存在したとされています。
格子を破るの意味の中に現状を打ち破るパワーとエネルギー、強靭な精神性を表現しています。
江戸中期は幕府の圧政は過酷で、それらに立ち向かう男気が「粋」としてもてはやされました。
今回のプリントは、シルクスクリーンという型を彫り、ハンドでスケージをしごいて柄を生地に付着していく手法をとっております。
プリント色の表現ですが、出来る限り細かく粉砕させた銀色の粒子状の顔料を使用することにより、より綺麗な反射を表現できるよう工夫しております。
大きめなフードが特徴的なフーデットコートはフードが前に落ちるように分量配分し襟腰を付けることでネックに添い立つよう計算し構築的パターンメイキングを採用。
立体的なフードとフロントに上下オープンオリジナルファスナーを備えたその姿は、まるでラグジュアリーなガウン。
クラシックな仕立てに見られるセンターベント始末と箱ポケット仕様がカジュアルな印象を払拭し上品な印象を与えています。
素材には最高級ラムウールの産毛を贅沢に使用したPESCA LAMBメルトンを使用。
PESCA LAMBはラムの中でも一生のうちに一度しか採れない、生後6ヶ月までの授乳中の子羊の持つ17.5~19マイクロンの産毛の繊維を使用しています。
さらにナイロンを加えることで耐久性の向上も実現しております。
高級セーターに使用される程柔らかく光沢のある原料を使用しプレミアムな糸を作成。
その産毛に包まれた繊細な表情を表現する為に織り染め仕上げは日本にて丁寧に時間をかけて行なっています。
接結二重組織にすることで組織の間に空気を含み仕立て栄えと暖かさを実現。
しっかりと縮絨を重ねたハリのある仕上がりだが原毛の持つ柔らかさからくるしなやかな質感です。