【Wrangler 124MJ デニムジャケット/80年代ヴィンテージ/サイズL/Scovillボタン仕様】
アメリカンデニムの三大ブランド――Wrangler(ラングラー)。
本作「124MJ」は、1980年代に製造されたと思われる一着で、当時の空気感をそのまま閉じ込めたようなリアルな雰囲気を纏っています。
リーバイスが鉱夫のため、リーが鉄道作業員のための服だったのに対し、ラングラーはカウボーイのためのデニムウェアとして誕生。
この一着には、そんな“西部のリアルワーク”を起点にしたラングラーの哲学がしっかり息づいています。
■ ロデオ・ベンが築いたカウボーイ・スタイルの原点
ラングラーの歴史を語るうえで欠かせない人物が、伝説のデザイナーロデオ・ベン(Rodeo Ben)。
彼は実際にロデオライダーたちと対話を重ね、馬上での動きを妨げないように設計された立体的なパターン、斜めに配置されたハンドポケット、胸の「Wステッチ」など、今なお語り継がれる機能的デザインを数多く生み出しました。
この124MJにも、その思想がしっかりと息づいており、デザインのすべてに意味がある。それがラングラーの魅力です。
■ ディテールと生地の表情
この個体は、Scovill(スコービル)社製のメタルボタンを採用。
スナップではなく通常のボタン式で、ラングラーの無骨でクラシックな面を感じさせます。
経年によるくすみや軽いアタリがボタンや縫製部に浮かび上がり、80年代の風合いをより際立たせています。
デニム生地は比較的ライトオンスながら、当時特有のザラ感ある綿糸使いが印象的。自然なフェード感が心地よく、過剰な加工では得られない“リアルな時間の蓄積”を感じます。
■ シルエットと着用感
サイズは人気のLサイズ。
肩にややゆとりがありながらも全体のバランスはスッキリしており、クラシックなGジャンらしいプロポーション。
決してボックスではなく、程よくウエストが締まったナチュラルなシルエットで、今のファッションとも親和性が高い仕上がりです。
インナーにスウェットやネルシャツを合わせても収まりが良く、アメカジからモードまで幅広く対応します。
■ カルチャーとWranglerの存在感
Wranglerのデニムジャケットは、ジョン・レノンやリアム・ギャラガーなどのロックアイコンに愛されてきました。
そして、エディ・スリマンも若き頃にWranglerを愛用していたことで知られています。
Saint Laurent以前の彼が放っていた“アメリカン・ロックとユースカルチャーの香り”には、このブランドの影響が色濃く反映されていました。
Wranglerは、ワークと音楽とファッション――それらを繋ぐ普遍的な象徴なのです。
■ コンディション
80年代製らしい風合いを残しつつ、全体的に良好なコンディション。
Scovillボタンの欠損もなく、ステッチの緩みも見られません。
今後さらに着込み、あなただけのエイジングを楽しんでいただける状態です。
※素人採寸ですので多少の誤差はご了承ください。
【サイズ(平置き実寸)】
肩幅:45cm
身幅:52cm
袖丈:60cm
着丈:60cm
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