【美品/箱付】Bulova Accutron 214 Tuning Fork Watch 10K Gold Filled(ブローバ アキュトロン 214 音叉式時計 10金張) 1967年製
2012年に購入。着用することなく保管してきた時計です。極めて使用感の少ない個体かと思います。電池は1.35VのAccucell-1を搭載。順調に稼働しています。なお、画像1にある販売店、Denver Dry Goods Co. は、当時アメリカ合衆国コロラド州にあったデパートです。乾物店で時計?というような誤解を招かないよう、ひと言申し添えます。
【機械】
1960年に発表されたAccutron Cal. 214。この個体は1967年製のものです。平置きで日差-4秒ほどと、順調に稼働しています。もっとも目視での計測なので、どこまで正確かは自信がありません。十分正確に動いているという程度に解釈してくだされば幸いです。
Cal.214 は、初期型を除いて、ごく一般的な1.55Vの酸化銀電池でも正常に稼働するという説もありますが、慎重を期して、酸化銀電池(SR927SW)を1.35Vにステップダウンする回路を具えたAccucell-1を使用しています。
時刻合わせは裏蓋、バッテリベイの隣にある半リングを起こして行いますが、これも正常に操作できます。ハック機能もあり、リングを引くと電流が一時的に遮断される仕組みだそうだそうですが、これがなかなか微妙で、止まるかと思えば動き出す、あるいは、ポンと10秒ばかりいきなり針が飛ぶというような挙動を示します。調べましたところ、これは故障ではないようで、214はそういう動きをするものだそうです。まあ、ハック機能はあるが、あまり使い物にはならないということでしょうか。
【外観】
直径33mm、厚さ13mm、ラグ幅17mm。10金張ケースにステンレス・スティール製の裏蓋。なんとなくコロンとした印象の時計です。ケースには、裏蓋を含め、保管傷程度はあるものの、目立った傷はありません。あえて言えば、画像7にお示しした箇所に薄い線キズがあります。
文字盤は腐食もなく綺麗です。強めに光を当てた上で拡大したのが画像5ですが、ここに見られる微細な汚れ、チリは、通常の使用時には全く見えないと思います。
インデクス、針にも汚れや錆はありません。
プラスティック風防には、ルーペを通して見ると、何箇所かスクラッチがあるようですが、これも肉眼では気付かない程度です。
【付属品】
1)バンド:Speidel社製、伸縮バンド。しゃれた感じのバンドです。この時計についてきたもので、おそらく、販売時オリジナルのままだと思います。腕周り17センチ程度なら、伸ばすことなく落ち着く感じの長さなので、かなりのサイズまでカバーするかと思います。
2)箱:画像1、2をご覧ください。非常に良い状態のPresentation Boxです。内張に小さな汚れが二箇所。画像に写っていませんが、ボックス底部に擦れたような跡がありますが、剥がれや破れは一切なく、60年近く前のものとは思えないほど良い状態です。おそらくあったであろう紙製外箱は付属しません。
3)Accucell-1:時計から外して発送します。なお、電池装着の際には、画像10を参考にしてください。注意書きに、回路を傷めぬよう、縁をつまむようにとの指示があります。
4)予備電池:現在搭載している電池は、5月20日に交換したばかりですが、たまたまストックがあったので、別にSR927SWをひとつ同梱させていただきます。Accutron、電池の持ちが存外悪くて、せいぜい一年程度。すぐに利用する時がくると思います。(ご承知とは思いますが申し添えますと、このAccucell-1、回路部分は再利用可能です。)
発送にはレターパックプラスを予定しています。送料はこちらで負担します。
ご質問があれば、ご遠慮なく。
(2025年 5月 27日 11時 32分 追加)
書き漏らしましたが、画像にある冊子も、もちろん付属します。