スペイン製のタイプライターです。映画「時計じかけのオレンジ」で使用された機種となります。シリアルナンバーから推測すると1969年頃の品と思われます。

経年劣化による錆や汚れ、痛みがありましたので、できる限り分解、清掃し、錆を取り除き、潤滑油を塗布し、タイプが打てるようにメンテナンスしました。

落としきれない錆、傷、汚れなど使用感はありますが、錆、傷などの進行を抑えるため錆止め剤を塗布しています。

全ての動作確認で問題ないことを確認しました。長時間使用しておりませんので不具合リスクもありますが、通常のタイプ操作はスムーズです。タイピング終了音、チーンという音もでます。

インクリボンは新品を純正のシュプールに巻き直しセットしています。印字の状態は悪くないように思います。印字状態は画像をご確認ください。

オリジナルをカスタムカラーにしています。

本体のフレームは傷や汚れが目立ったため、深い傷はパテ埋めし、黒塗装にて目立たなくしています。レバーも黒塗装しています。キーボタンは細かな傷、痛みがありましたので艶出し光沢剤を塗布し目立たないようにしています。色ムラや塗装後の組付け時の細かな傷、汚れなどありますが、他とは違う雰囲気が出ていると思います。

ハードケースも同様に、深い傷や汚れは、コンパウンド研磨しオリジナルに近い赤塗装していますが、細かな傷など使用感はあります。olivetti Valentineのよくあるケースですが、本体とケースをつなぐゴムバンドは経年劣化によるヒビが入っていました。ゴム材をゴム接着剤にて貼って、強度を増して切れにくくしました。使用には問題ありませんが、無理に引っ張ると切れるリスクはありますので、ご留意ください。。

商品到着後、すぐに使用できます。キーボタンや各レバーの操作、リボン交換方法など自作の簡易的な操作説明書をお付けします。他の色の機種ですが、操作方法は同じです。全ての説明ではございませんが、初めての方でも使い勝手はよろしいかと思います。

インテリア、オブジェとしてもご利用できます。

完動品ですが、年代ものですので経年劣化による不具合があるかもしれません。

以上、ご理解の上、ご購入をお願いいたします。神経質な方は、ご購入をご遠慮ください。

匿名発送、ヤマト便の宅急便となります。