オプティマスNo.00ストーブです。燃料は灯油です。製造は構成パーツや収納缶から1940～1950年年代でしょう。青のグラフィック缶は、年代が進むに連れ、グラフィックが簡素なものになっていきますが、この時期のものはとても趣がありますね。底の錆が多めですが、穴が空くほどではありません。

燃焼は整備しましたので、とても安定しています。バーナートップからは綺麗なブルーの炎が4方向に立ち上がります。古いストーブだと、この炎に偏りがあったりする場合がありますが、出品物は4方向に均等に放出されます。火力も充分ですね。私の評価からもわかると思いますが、ケロシンストーブはこれまで数百台は触っているので、機種ごとの火力については誰よりも認知していると思っております。もちろん弱ければ整備し直しますが、出品物はその必要もありません。安心して使えます。

タンクは裏に僅かな線傷がありますが、へこみという程深く無く、ここまでポリッシュしなければ見つからなかったと思います。折り畳み足（3カ所）もぐらつき等ありません。バーナーはトップにこの時期特有のOPTIMUS SWEDENの刻印が見られます。風防はこの時代の特徴でもある鉄製で焼き後や表面の錆がありますが、薄くなっておらず健全です。

3本のパンサポートも焼き跡や僅かな錆がありますが、実用上の問題は何もありません。クリーニングニードルはかなり錆がありますが、当時のものなのでお付けします。アルコールボトルは錆少なく、イラストもかなり残っています。レンチはこの時代の特徴ですが、分厚くしっかりしていますね。