オルゴールの修理(No.3) モーター編 「もり(杜)の中のアンティークオルゴール工房」


この出品は通常の品物とは違いますので、すぐには落札しないでください。

まず最初に、質問覧からご連絡ください。!!

価格は、診断費用だけです。 実際の修理費用は、個別に見積もります。


「もり(杜)の中のアンティークオルゴール工房」では、オルゴールの修理もお受けしていますが、今回は、オルゴールを動かす原動力の中核であるモーターについて注目してみたいと思います。

オルゴールのムーブメント、すなわち機械部分の機能を大きく二つに分けますと、動かす部分と、音を出す部分とに分けられます。 その動かす部分をモーターと呼んでいます。

モーターと言っても1900年頃作られたオルゴールには電気式モーターではなく、ゼンマイ式モーターが使われました。
この部分は西洋ではクロックワークと言われる様に、時計の機構とほとんど同じ構成です。鋼帯と呼ばれるメインスプリング、それを格納するバレル(たる) あるいはケージ(おり)、あるいは香箱などと呼ばれている部品、それにつながる、ギアートレインと呼ばれる一連のギアー類、そして最後の出力はディスクを回すスプロケット、速度をコントロールするガバナーと言うことになります。

修理の内容は、まず古いクリーニング、古く固まったグリース類をきれいに洗い落とします。 各部品を分解して摩耗や曲がりがないか確認、有れば、それらの修理。 手作業で調整できないギアーなどは作り直すこともあります。 格軸受けのブッシュも、ガタが発生していれば取り替え、正規のサイズにします。

メインスプリングも必要に応じて抜き出し、エンドの加工をし直したり、取り替える事もあります。
分解の途中で、予期しなかった損傷を発見することがあったり、固着して外れない部品を外す途中で破損することもあります。 そんなわけで、すべての部品を手に入れる、あるいは製作する筋道を確保していないと、なかなか手がけられない作業になります。

「杜(もり)の中のアンティークオルゴール工房」は、一般的なメーカーやモデルの部品はほとんど修理や製作が出来ますので、安心して、ご相談ください。

(スライドショーへのリンクは準備ができ次第、この下に追加致します。)




(2020年 7月 20日 19時 51分 追加)
https://www.youtube.com/watch?v=AfineopH7zE&feature=youtu.be

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