山川菊栄著、「覚書 幕末の水戸藩」(岩波文庫)です。状態は、未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は、合計1㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です)。
★内容: 著者の生家青山氏は水戸藩士で、曾祖父・祖父は『大日本史』編纂局総裁などをつとめ、徳川斉昭や藤田幽谷・東湖父子とも近しく交わった。その祖父の残した日記や手紙、親戚故老の思い出話に基づいて、流血に明けくれる幕末水戸藩の内実、ひとびとの暮らしぶりをいきいきと描き出す。解説:奈良本辰也。
★著者、山川菊栄は1890年(明治23年)、東京生まれ。婦人運動家、作家。父は松江藩士、母は儒学者・史学者である水戸藩士の娘。女子英学塾(現津田塾大学)卒業。夫は社会主義運動家の山川均。日本の婦人運動に初めて批評的、科学的視点を持ち込んだ。多くの評論集は、明晰な分析と鋭い批評眼を示し、日本における女性解放運動の思想的原点と評される。また、戦前から柳田國男の薫陶を受け、母や故老からの聞き書きや祖父の日誌をもとに、『武家の女性』、『覚書 幕末の水戸藩』(大佛次郎賞)などの社会史を残した。ほかに、アウグスト・ベーベル『婦人論《婦人と社会主義》』の初完訳など多くの翻訳がある。1980年死去(享年89)。
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