老蘇 書籍 辻 邦生 【小説家】 「 嵯峨野明月記 」 ~ 慶長末期、上層町衆の興隆を背景に・・活字版謡本、伊勢物語などが刊行された
辻 邦生
(1925~1999)東京生れの小説家、フランス文学者。大学助教授等を歴任、1957年、パリに留学。
帰国後、小説を書き始める。1963年、『迴廊にて』で近代文学賞受賞。
以後『安土往還記』『背教者ユリアヌス』『西行花伝』等の歴史小説、美術・映画等の評論等で活躍。
1999年、軽井沢滞在中、心筋梗塞による心不全のため急逝、73歳。
書名:嵯峨野明月記
著者:辻 邦生
装画:井上公三
発行所:新潮社
発行日:昭和51年5月15日 12刷 (昭和46年9月15日 発行)
定価:950円
所収: 嵯峨野明月記 ◇
第一部 ;
一、闇の中より三人の声つぶやきはじめる事 /
二、草花鳥虫を愛ずる事、家業に及ぶ条々 /
三、月明に女と出会う事、及び世の移りゆきに及ぶ条々 /
四、斎藤内蔵助利三が因縁の事、及び加賀発向にまつわる条々 /
五、扇屋繁昌の事、及び嵯峨野の別邸に関する条々 /
六、加賀清興の事、及び御朱印船渡海にまつわる条々 /
第二部 ;
一、京の繁昌の事、及び斎藤利三の首塚に詣でる条々 /
二、詩文綱要編纂の事、及び朝鮮役に関する条々 /
三、光悦が妻に関する事、及び宗達意匠に及ぶ条々 /
四、角倉与一活字本に執心の事、及び嵯峨本の評判に関する条々 /
五、角倉与一河川を開鑿する事、及び風神雷神由来に関する条々 /
六、角倉与一嵯峨野隠棲の事、及び太虚庵風雅に関する条々 /
参考:帯破れ等。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ等あり。四六判。P376。560g。≪古本購入≫
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