外観 | 全体的に経年によるスレや傷が見られ、背面革の剥がれがあります。 しかし当時のオリジナルの質感を一部保っている貴重な個体です。 製造からおよそ100年近くが経過しており、それを物語るかのように、経年による風格を帯びています。 オーバーホールを行う際、革の貼り換えという選択肢もありました。 しかし、当時の革が現存していること自体が極めて貴重であり、オリジナルの歴史を残すことを最優先と考え、あえてそのままの状態にしました。これにより、長い年月を経たこのカメラの「生きた証」とも言える、当時の面影をそのまま感じていただけます。
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光学 | 搭載レンズはNippon Kogaku製 Nikkor 50mm f/3.5。 本品は「白マスク」バージョンであり、当時の標準型として製造されたもの。 光学系には若干のチリやクモリが見られます。オールドレンズならではの味わい深い状態です。 |
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動作 | シャッター機構はオーバーホール済み。 可能な限り整備を行い、機械的な調整は完了しています。 |
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付属品 | 写真に掲載されているものが全てです。フィルムマガジンおよびフィルム巻取り軸欠品。 |
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コメント | 市場にはほぼ出回らない、幻の「新標準型」HANSA Canon。 HANSA Canonの標準型は国立科学博物館の**重要科学技術史資料(未来技術遺産)**にも登録されている歴史的なモデルです。 カメラの歴史をその手に収める、この貴重な機会をお見逃しなく。
**こんな方にオススメ** ――「カメラの歴史を所有する」というロマンを感じたい方 ――超希少なビンテージカメラを探しているコレクター ――クラシックカメラのディスプレイや資料として手元に置きたい方 市場にはまず出回らない貴重な1台、この機会を逃すと二度と巡り合えない可能性が高いです。
「手に入れるべきタイミング」を逃さないよう、ぜひこの機会にご検討ください。なお玄人コレクター・マニア向け商品のため状態には十分ご理解の上、ご検討くださいませ。 |