820【桃山時代】李王朝 南紀徳川家伝来 南龍院宝物 徳川頼宜 加藤清正 白磁祭器 白磁水瓶 分院 美術館級 李朝 文化財
商品説明
南紀徳川家の宝物の倉の整理番号のラベルが貼られています。南龍院の文字が書かれています。南龍院は、紀州徳川家の藩祖の徳川頼宜の法名です。頼宣の正室は、加藤清正の息女・八十姫(瑤林院)でありました。清正は、朝鮮征伐の文禄の役において、李朝の首都をである漢城を占領し、朝鮮二王子(臨海君・順和君)を捕虜にした事で有名です。本品は、清正が漢城を占領した折、宮廷の祖廟に祭られていた祭器の鹵獲品であるように思われます。 本品は、水瓶の形をしていますが、重さが4.6㎏あり、実用品ではなく、祭器として用いられていたと思われます。清正の息女・八十姫が頼宜への輿入れにあたり嫁入り道具として、持参し、頼宜に献上したものと思われます。いかにも分院で製作され李朝の宮廷で安置されたものであることが窺がわれ、豪快で、王者の風格があります。よく見かける李朝白磁とは、別格のもので、品格があります。
本品は、徳川頼宜の遺品の一部であり、紀州徳川家に伝わった宝物であると思われます。
【サイズ】
胴径19cm、注ぎ口・持ち手を含んだ長さ32cm、 高さ28cm、 重さ4.6㎏
【その他】
窯キズがあり、漆で補修されています。貫入があります。くっつきがあります。くっつきもそのままにしており、漆の直しのやり方も豪快です。水瓶の底の高台に砂が付着しています。水瓶の上部の段差がある部分に白磁の釉がきっちりと掛けられていない部分があります。
【入札前に必ずお読みください】
・ 本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるよう に努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札くださ い。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。
・制作年代等の説明書きは、あくまでも当方(骨董収集歴30年以上)の個人的な見解に基づくものであって内容を保証するものではございません。見解の相違に基づく返品はお受けいたしかねますので疑問がある場合は入札をお控えいただきますようお願いいたします。
※かんたん決済支払期限内にお支払い頂けない場合は、落札者様都合のキャンセルによる削除とさせて頂きます。