Gibson NightHawkは1993〜1999年の6年間だけ製造されていた不遇のGibsonとして有名な個体です。
しかしほとんどすべての個体はギブソンUSA製でそこまでグレードの高いギターとしては製造されておりません。
インレイも豪華です。
私も何十年も楽器屋を巡っていますがこのゴールドトップでカスタムショップ製のナイトホークは他に見たことがありません。
質のいいマホガニーの感じは最近ではなかなかお目にかかれません。
製造から30年が経ち激鳴りです。
ロングスケールで弦が裏通し仕様でFenderに寄った作りになっていて当時のギタリストがGibsonに期待するハイゲインの音とは違っていてそういう音を期待する人には中途半端に思われてすぐに生産が中止されたのでしょう。
コイルタップでハムとシングルが切り替えられ、ミニハムの温かい音からテレキャスのような歯切れのよい音まで出せるこのギターは時代が一周すて今向きのギターではないでしょうか。
重量も約3.0キロとかなり軽く疲労感なく、ライブでかなり重宝しました。
いくつかの改造箇所があり、先に注意事項をあげておきます。
必ずご確認、ご了承の上ご入札ください。不明点があれば必ず先にご質問お願いいたします。
・おちゃの水の老舗楽器店で買った時の話によるとおそらくトーンポットは一つ増設されている可能性が高いです。ナイトホークは普通1Vol1Toneですので多分間違いありません。
・内部の電装系がごっそり変わっています。
タップのついていない2つのポットがAlessandroという一つ1万円くらいするものにグレードアップされていて、コンデンサは1つ5000円程度のビンテージのワックスコンデンサが2つ搭載されています。Alessandroのポッドは解像度良すぎてデフォルトですこしガリのようなノイズが入ります。
配線はすべてビンテージワイヤー、ジャックはゴールドのSwitchcraftのものに取り替えられています。
・ピックアップセレクターがストラトなどで使5Wayのものに取り替えられています。これはフロントとリアのピックアップ別個にトーンを効かせる為です。
・電装系の作業はすべてアビロードスタジオを作った頃のTelefunkenのビンテージ半田を使用しています。
・ネックの低音側と12Fくらいのところに塗装ハゲ前兆のようなものがきています。
・フレットは5割程度です。
・トラスロッドは最近触ってませんが前に調整した時は左右余裕ありました。
・専用ハードケースではなくSKBのセミハードケースになります。
前のオーナーが長くバンド活動の中で最大限にチューンナップして実験しながら実戦的に使っていました。
レンジの広さ、暖かさ、解像度とサウンドは抜群ですが、実戦で15年くらい使用してましたのでヘタリが見えてきているパーツもあります。
そろそろメンテナンスの時期かもしれません。きっちりメンテナンスして頂ければ今後30年はお楽しみいただける個体だと思います。
ボディ マホガニー メイプルトップ
ネック マホガニーネック エボニー指板
ネックは概ねストレートです。
重量 約3.0kg
ビンテージ品ですので擦り傷、打痕は経年相応ありますが使用に問題はなくプレイアビリティは良好です。