アメリカ西海岸発、ストリートカルチャーの原点にして頂点とも言えるブランド「STSSY（ステューシー）」。

1980年、カリフォルニアのサーフボードビルダー、ショーン・ステューシーが、自身のシグネチャーをあしらったTシャツを仲間に販売したことからすべてが始まりました。やがて彼のブランドは、ヒップホップやスケート、グラフィティ、レイヴといったカルチャーを巻き込み、世界的なストリートブランドへと成長。
ファッションにカルチャーを接続させたパイオニア的存在として、今もなおシーンの最前線を走り続けています。

本商品は、そんなステューシーが手がけたデニムカバーオール。
ストリートブランドでありながら、PAYDAYやHEADLIGHTといったアメリカのオールド・ワークウェアに着想を得たディテールが随所に見られ、単なる復刻ではない「ステューシー流のワーク解釈」が光る一着です。

縫製はクラシカルな太番手のダブルステッチ。あえてトリプルステッチを採用していないことで、ワークの無骨さと現代的な軽やかさのバランスが絶妙です。ポケットの配置やカフの仕様も、かつてのアメリカンブランドを彷彿とさせながら、現代的な視点で再構築されています。

そして、マニアックな見どころとして、フロントにはアメリカ製「IDEAL」ジッパーを採用。
TALONやSCOVILLと並び、ヴィンテージミリタリーやワークウェアに使われてきたIDEALは、現在ではほとんど見かけなくなった希少なディテール。こうしたパーツ選びにも、ステューシーの細部へのこだわりが垣間見えます。

サイズはXL。
ゆったりとしたシルエットで、今のトレンドにもマッチします。シャツ感覚で羽織っても、アウターとして着込んでもOKな汎用性の高い一枚。

90年代〜2000年代初頭のステューシーには、今ではなかなか見られないアメカジとストリートが自然に融合していた空気感があります。
このカバーオールは、まさにそんな時代の空気を感じさせてくれる逸品。