Squier スクワイアー ストラトネック レギュラースケール21F ラージヘッド JV期 自家製スキャロップJUNK 83年製Squier CST-55
商品概要:1983年製Squier by fender CST-50のネックです。
JVシリアルのフジゲン製で、ネックエンドには8-2 83と鉛筆で書かれています。
Fender直系のブランドであるSquierブランドのストラトネックです。
この1983年まではFENDERブランドの方ではカレントモデルのストラトはまだなくて、Squierブランドの方では用意されていました。
1984モデルからはFENDERブランドの方でもカレントモデルが用意されイングヴェイが広告に起用されていましたね。
ちなみに同時期にAria ProⅡでも広告に出ておりちょっと困惑したものです。
さらにFENDERブランドの方ではイングヴェイはオラついたような表情をしているのに対して、Aria ProⅡ RSをニコニコしながら抱えているのが印象的でした。
その当時の私は、きっとFENDERに家族を人質に取られやむなく広告に出ざるをえず、本当はAria ProⅡ RSとかAria ProⅡ XXが心から好きだったのだろうなと思っていました。
というネタはこの辺でやめにして、本体の概要の続きを。
ラージヘッドに突き出たバレットナットが特徴で、1983年のFENDER JAPANのカタログでも、おっ、カレントのストラトだね!とか
1984年のFENDER JAPANのカタログでも新たに発売されたFENDERカレントモデルとSquierカレントモデルが2つ並べられて、ストラトを買うなら飽きが来ないから白のストラトにしなさい。
というまるで、数年後の下取り価格が安くなるからボディカラーは白か黒が良いですよ、みたいな自動車セールスっぽい文言が印象的な広告が多かった印象です。
SquierブランドなのでヘッドにもSTEGECASTER、THE REVAIVAL、SILVERSTERではなくちゃんとSTRATOCASTERと書かれているし、説明文でもストラト型ネックではなくストラトネックと書ける。
もちろんコピーモデルなんかすべて駆逐してやるぜ!と気合の入ったFENDER JAPAN JV期ネックです。
当時50000円というお求めやすい価格にもかかわらず、手抜きは特にないですもんね。
アンバーの生地着色であったり、あまり光りすぎていないグロスフィニッシュの風合い、スカンクライン、指板部のツライチ具合、フレットエッジの処理等、ちょっといくら国産コピーモデルを壊滅に追い込むためとはいえ良く出来すぎですね。
スペックは
材はメイプル1ピース、ラウンド貼りローズ指板。
フィニッシュはグロスフィニッシュ。
スケールはレギュラースケール(648mm)でつばなし21フレット。
フレットは細いビンテージタイプ。
ネックエンドはラウンド形状。
ネックの握りは太くも細くもないオーソドックスなCシェイプ。
ペグはビス穴斜めだしのロトマチックタイプペグに対応。
ジョイントは3つとも木ネジのプレート式ジョイントに対応しています。
サイズ:ネックエンドのサイズは幅55.7mm、厚さ25.2mm、ナット部分の幅は42.2mmです。
コンディション:傷はちらほらあるものの、特に重篤なものはなくフレット残も多めで、まだまだ使えるネックです。
ですが自家製スキャロップされておりますのでJUNKです。
自家製でも仕上げが良かったりならばまあ良いのですが、こちらは通常U型に掘るのですが後端のフレットに行くにしたがって深くなるというか、いうなればマーク的な形状(ここまで極端ではないですが)になっています。
ヘッド:ちょっと傷や小さなだ痕はありますがそれほど気になるダメージはないです。
指板:自家製スキャロップされています。
フレット:ローフレ部に段減りが少々見られますがまずまず残っており、ローフレ部で6割から9割の残、ミドルが5割から8割の残、ハイフレが6割から9割の残です。
減っている個所は結構減っている感じです。
ネック裏:それほどひどいダメージはありません。
ネックのコンディションは、特にそり、ねじれもなく、ロッドも余裕あります。
メンテナンス:指板アルコール清掃、レモンオイル塗布、外観磨きを行っています。
総評としては、スキャロップがされていなければ結構綺麗目なネックであったと思います。
送料:ゆうパック100サイズ元払いにて。
21F仕様のビンテージタイプのネックになっています。
当時イングヴェイの影響で格好のスキャロップネタにされてしまった感のあるラージヘッドストラトネックですが、こちらはその法則通りにスキャロップがされた個体です。
よかれあしかれ現在のラージヘッドストラトの人気はイングヴェイにあるもの、もしイングヴェイの愛機がAria ProⅡ XXやAria ProⅡ RS
であったのならば歴史はちょっと変わっていたかもしれませんね。