●外観コンディション
・内部と外部のシリアル番号が一致していません。 しかしながら、両方の年代は一致しており、このシリアル番号の不一致自体が実用上の機能に影響を与えるものではありません。
・M12は120フィルムを使用して6×6cm判を12枚撮影できます。
500シリーズや200シリーズなど、幅広いハッセルブラッドカメラでお使いいただけます。
このM12マガジンは、C12マガジンと同じく、フィルムの1枚目を覗き窓で確認してから撮影を開始するタイプです。
フィルムを巻き上げて覗き窓に「1」の数字が見えたら、巻き上げノブを少し逆回転させることでフィルムカウンターが「1」となり、撮影準備が完了します。この「1」を出す際の「シャキーン」という確かな感触は、旧型ハッセルブラッドならではの心地よさです。
実はこのM12マガジン、裏技で13枚撮りが可能という話も一部の愛好家の間で囁かれています。ぜひ、ご自身のカメラでお試しください。
今回出品のM12マガジンは、1955年製の貴重な一本です。この時期のマガジンは、遮光用のテレンプが金属板で作られており、抜群の耐久性を誇ります。
白いフィルムインジケーターには文字が深く彫り込まれており、マガジンを外す際の丸い部分には「V」のVIKTORマークが彫刻されています。現行品では見られない、一つ一つのマークにまで手間をかけた、まさに「旧型ハッセルは作りが違う」と称される所以です。
特に500Cまでのマガジン、そして500C/Mの前期モデルまでのマガジンは、旧型ハッセルブラッドらしい堅牢で美しい作りが特徴です。このM12マガジンは、まさにそのこだわりの逸品と言えるでしょう。
この機会に、ハッセルブラッドの歴史とクラフトマンシップが息づくM12マガジンを手に入れ、深みのあるフィルム写真の世界をお楽しみください。
・外観は、年代物につき、メッキ部の腐食や塗装剥がれが複数箇所に見られます。 特に一部の箇所では、それがやや目につくかもしれません。しかしながら、使用を著しく妨げるような深い打痕や修復が困難な大きな破損は見受けられません。
簡単なクリーニングやメンテナンス、または気になる箇所のタッチアップなどで、まだまだ現役でお使いいただけるコンディションです。年代物の中古品として、これらの状態をご理解いただける方にご検討いただければ幸いです。
・写真にてご確認ください。
●動作コンディション
・巻き上げ時に、時折、引っ掛かりがございます。 スムーズに巻き上がらない場合がございますので、この点をご理解の上ご検討ください。
●付属品
・写真に写っている物全てです。
・写真にてご確認ください。
またその他にも随時カメラ出品を行なっています。
そちらもぜひご覧の上、お気に入りを見つけて頂けたら嬉しいです!
⇒現在出品中のオークション