昨年8月以来、1年ぶりに入手した「CRSスペクター完全型抜き(白反射×金)」を出品いたします。
なんとも言えない艶めかしい質感がたまらない魅力の「白反射ベース」の逸品です。
前所有者様の入手から14年が経過した古いステッカー「CRSスペクター完全型抜き(白反射×金)」
昨年8月以来、1年1ヶ月ぶりの出品であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
8月出品の「黒反射ベース」とともに、当時セットで制作された「白反射ベース」です。
当時の職人さんが手作りされた昔ながらの「抜き型」を使って「完全型抜き仕上げ」された高級品です。
光があたると白い地の部分が反射して浮き出してみえる高級な反射ステッカーです。
(1枚目と3枚目と4枚目の画像をご参照ください)
反射ステッカーは「夜間でもチーム名をハッキリ読みとれる」という観点から人気を博し、
1960年代~1970年代のチームは挙って(こぞって)反射ステッカーを制作しました。
これこそが「チームと看板に誇りを持っていた」古きよき時代の自己主張だったといえるでしょう。
14年にもわたりグラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に暗所保管していた品ではありますが、
古い品ゆえ 経年による「微妙な縮み」「ヤレ感」「ヨレ」「圧し痕」「小キズ」などが御座います。
ヤフオクやヤフーフリマ、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
伝統の最大チーム「スペクター」の数ある看板の中でも
「幻の激レアステッカー」と云われるマニア垂涎の逸品です。
「コンピュータ文字」と呼ばれる極めて初期にデザインされたステッカーですが、
その中でも非常にレアな「CRSロゴ入りのコンピュータ文字」タイプです。
本来「愛國」と入る箇所(5枚目と6枚目の画像参照)に「CRS」のロゴが入っております。
このステッカーに入れられた「CRS」のステンシル書体に関しましては
「アーリーキャッツ」の初代メンバーが使用しておられた
特大初期ステッカー(4枚目の画像参照)のCRSステンシル書体と酷似しており、
ほぼ同時期にデザインされたステッカーかと推察されます。
ちなみに、ここに支部名が入ったステッカーは部外者が自作したマガイモノです。
新宿OB諸兄にも確認済みで、マガイモノ制作者の情報も共有しております。
当時そのようなデザインの看板は制作されていませんのでご用心ください。
カミナリ族~サーキット族~暴走族と呼称が変わった日本のモーターサイクルギャング史上、
カミナリ族時代からの巨大パワーを誇る伝統の最大チーム「スペクター」
全盛期には都内だけで3000名(2000台)以上とまで云われる動員力を誇り、
全国で数万人もの若者が「スペクター」を名乗りました。
ステッカーの種類も都内だけで数十種、全国では百種をはるかに超えるといわれ
「マスコットイラストのドクロの向き」や「手の向き」「ロゴのバージョン」などで区別し
「愛國」「正面」「横」「横@手互い違い」「コンピュータ文字」などの名で呼ばれております。