楓柄は新たに製作したものです。全体の形状はわずかに曲がり柄で握りの断面は逆おにぎり型、柄尻を特に太目(縦3.7㎝横最大3.1㎝)に成形してあります。玄能の柄は8割程まで固く仕込めば楔は必要ないそうですが、こちらの柄は紙と楓薄板で調整しながら櫃穴一杯まで固く仕込みましたので楔は打っておりません。ゆるみが出た場合は木槌等で柄尻を叩いて増し締めして頂ければと思います。(楔が必要と思われる方はお手数ですがご用意をお願い致します。)
柄は猪の牙で磨いた上でニスで仕上げてあります。これは「猪牙(いのき)がけ」と呼ばれるもので、牙表面のエナメル質で木材表面の導管を押しつぶしながら磨き上げることで、木材が本来持つ色艶を引き出すことできる手法です。主に弓道の弓(和弓)を制作する際に用いられています。
その他状態は写真を御確認下さい。
皆様の入札をお待ちしております。
最後にノンクレーム、ノンリターン、入札後のキャンセル不可でお願いします。
ご検討の程、よろしくお願い致します。