◆マイヤ・プリセツカヤ ~闘う舞姫とその時代~   高山 智 (著)   群像社 新書版


CONTENTS


   プロローグ 政治と芸術の狭間で
第1章 出会い――招かれたソ連文化人たち
日本大使公邸での小宴/コスイギン前首相令嬢とプリマ・バレリーナ
コスイギンとブレジネフ/文化統制への不満

第2章 大粛清の突風、吹き散らされた一家
独裁者死してなお恐怖感/隠された父の銃殺/母も強制収容所へ
孤児院送りを免れたマイヤ/母の減刑と再会

第3章 歯止めを失った「人民の敵」探し
スピッツベルゲン島でのデビュー/父が呼び寄せた「片腕」
苛立つスターリン/「真昼の暗黒」モスクワ裁判
スターリンのトロツキー憎悪/禍い招いた伯父の里帰り

第4章 抑圧・差別と闘う「白鳥」
女性でただ一人、「反スターリン」書簡に署名/マイヤの舞を所望した毛沢東
KGBの尾行/米国公演にはなぜ行けたのか/ケネディ一家との出会い

第5章 あなたは白鳥? それともカルメン?
「白鳥の化身」神話の陰で/アンドロポフ議長下のKGB
文化相フルツェワvs「カルメン」マイヤ/なぜ亡命しなかったのか  

第6章 さようなら、ボリショイ
芸術監督グリゴローヴィチとの確執/ミュンヘンで知った「八月クーデター」

エピローグ 栄光と心労の晩年


2019年2月27日初版第1刷発行




◆状態:折れ、スレ、汚れ等無くキレイな状態です。