◆マイヤ・プリセツカヤ ~闘う舞姫とその時代~ 高山 智 (著) 群像社 新書版
CONTENTS
日本大使公邸での小宴/コスイギン前首相令嬢とプリマ・バレリーナ
コスイギンとブレジネフ/文化統制への不満
独裁者死してなお恐怖感/隠された父の銃殺/母も強制収容所へ
孤児院送りを免れたマイヤ/母の減刑と再会
スピッツベルゲン島でのデビュー/父が呼び寄せた「片腕」
苛立つスターリン/「真昼の暗黒」モスクワ裁判
スターリンのトロツキー憎悪/禍い招いた伯父の里帰り
女性でただ一人、「反スターリン」書簡に署名/マイヤの舞を所望した毛沢東
KGBの尾行/米国公演にはなぜ行けたのか/ケネディ一家との出会い
「白鳥の化身」神話の陰で/アンドロポフ議長下のKGB
文化相フルツェワvs「カルメン」マイヤ/なぜ亡命しなかったのか
芸術監督グリゴローヴィチとの確執/ミュンヘンで知った「八月クーデター」