和歌山県史 近世◆江戸時代 紀州藩 徳川吉宗 幕末維新 戊辰戦争 浅野氏 和歌山 高野山 紀州 田辺 新宮 郷土史 民俗 歴史 文化 資料 史料


●発行:1980年、和歌山県 
●内容:(目次)   
序章
第一章 紀州藩の成立
第一節 浅野氏の支配/15
1 近世的支配の成立/15
2 慶長検地/24
3 大坂の陣/29
4 北山(熊野)一揆/38
第二節 徳川頼宣の入国と藩体制の確立/47
1 紀州徳川家/47
2 家臣団の増強/58
3 藩政の強化/73
4 藩制の確立/85
5 高野山寺領/97
第三節 近世初期の宗教と文化/104
1 宗教統制と寺社/104
2 文武の芸と頼宣の思想/117
3 遊芸の開花/129
第四節 初期美術の新動向/149
1 東照宮・雲蓋院の美術・工芸/149
2 紀州藩御用絵師狩野家の成立とその系譜/158
3 建築と庭園/166
第二章 近世の町と村の形成
第一節 町方の成立/179
1 城下町和歌山/179
2 「支藩」の城下町/187
3 水陸交通の要衝橋本/191
第二節 在方の支配/195
1 郡・組・村制/195
2 年貢の徴収/208
3 農村法の整備/216
4 村と浦/223
5 村の暮らし/237
6 被差別部落の形成/246
第三節 宮座と村落共同体/254
1 紀州宮座の類型と構造/254
2 宮座の特権/261
第三章 藩政の展開と文運の興隆
第一節 中期藩政の推移/267
1 元禄財政改革/267
2 五代藩主吉宗/271
3 財政の悪化/283
第二節 藩政の改革/290
1 治貞の財政改革/290
2 家臣団秩序の回復/298
3 財政政策の展開/308
第三節 文化の隆盛/315
1 藩校の制度化と儒学/315
2 学問の興隆/322
3 治宝の政道論/338
4 遊芸の興隆/347
5 宗教界の動向/357
第四節 美術・工芸の諸相/373
1 紀州文人画の成立と三大文人画家/373
2 南紀寺院の円山応挙・長沢芦雪画/380
3 清信院の根来寺奉納品/393
4 社寺縁起絵巻と絵馬/396
5 御庭焼と諸窯/401
第四章 産業の発展
第一節 農業の進歩/411
1 二つの農書/411
2 小田井と亀池/418
第二節 林業/423
1 藩の林業政策と熊野林業/423
2 林業の展開/430
3 紀ノ川と吉野林業/439
第三節 水産業の発展/444
1 地先漁業と他国出漁/444
2 紀州捕鯨業の開発/452
3 鰹漁業の発展/460
4 塩業の展開/468
第四節 特産物の成立/479
1 紀州蜜柑/479
2 綛と紋羽織/486
3 漆器・紙・/491
4 高野豆腐・粉河酢・湯浅油・砂糖/501
第五節 紀州の株仲間/512
1 商人仲間/512
2 職人仲間/519
第五章 流通の新展開
第一節 交通運輸の発展/533
1 海運/533
2 舟運/551
3 街道と渡し/555
第二節 貨幣制度と金融/564
1 銭座と藩札/564
2 さなざまな金融機構/575
第三節 御仕入方と藩営専売制/583
1 御救御仕入方/583
2 御国益御仕入方/590
第四節 紀州藩と三都の豪商/603
1 紀州藩と茶屋・三井/603
2 田辺領・新宮領と三都商人/610
3 紀州蜜柑と江戸問屋/614
第五節 国益思想の展開/619
1 仁井田好古と富国存念書/619
2 嶋田善次と愚意存念書/626
第六章 町と村の変貌
第一節 町方の動向/635
1 城下町の生活/635
2 在町の展開/647
第二節 農村の変化/657
1 商品経済の発展と農村/657
2 山村の生活/669
3 鉱山と村/684
4 被差別部落の動向/689
第三節 漁業政策の転換と漁村/695
1 漁業不振と二分口役所/695
2 漁村の衰微と入会争論/702
3 紀州捕鯨業の試練/710
第七章 一揆と打ちこわし
第一節 高野山寺領の一揆/719
1 享保期の一揆/719
2 明和の一揆/723
3 安永の一揆/726
第二節 天明の打ちこわし/733
1 田辺の打ちこわし/733
2 和歌山・粉河の打ちこわし/741
第三節 文政の一揆/745
1 一揆の発端と背景/745
2 一揆の経過/753
3 一揆の終焉/761
第四節 幕末の一揆/764
1 蜜柑方一揆/764
2 安政の村替え一揆/767
3 芝村一揆/771
第八章 幕末の紀州
第一節 幕末の藩政/779
1 藩政の苦悶/779
2 黒船来航と水野土佐守の権勢/799
3 文久の脱藩事件/810
第二節 藩経済の自立化/818
1 株仲間の解散と再興/818
2 加太浦諸国産物交易会所一件/823
3 物価と流通の統制/832
第三節 幕末の社会/839
1 幕末の世情/839
2 藩校の改革と庶民の学問/856
3 女性群像/869
第四節 近世の終焉/877
1 藩政の激動/877
2 ええじゃないか/894

●状態:
多少の経年劣化がありますが、線引き、書き込み、切抜き、隅折れ、破損、汚れ、ページ割れ、たばこ臭・ペット臭はありません。