マンガでわかる! うつの人が見ている世界 工藤ぶち 大野裕 NPO法人地域精神保健福祉機構 コンボ うつ病 適応障害 不安症 パニック症 双極症


うつ病、適応障害、不安症、パニック症、双極症…
最近こころの調子が悪いあの人に、
どんな言葉をかける? 何が本当の支えになる?

うつの人が見ている世界が分かれば、
そばにいる人も同じ目線に立つことができ、
自然と寄り添い方が見えてくるのです。

メンタル不調経験者の共感率95%以上!
本書は、うつ状態の経験を持つ当事者とご家族100人以上の声から作られた
「こころの調子が悪い人のことを、同じ目線に立って理解する」1冊です。

第1章「うつの人が見ている世界」では、周りの人の「なぜ?」が解決!
・なぜ朝起きられないの? ⇒ 身体が岩のように重くなってしまうから
・どうして泣き出してしまうの? ⇒ 「絶望感の波」が突然襲ってくるから
・なぜ話を理解できないの? ⇒ 頭が情報をキャッチせず出て行ってしまうから

第2章「うつの人の世界に寄り添うコツ」では、「どうすればいい?」が解決!
・「頑張って」と言ってはいけないわけではない
・うつの人が求めているのは「共感」ではなく「ただ聞いてくれること」
・干渉しすぎにならない魔法の言葉
・知らず知らずのうちに追い詰めてしまう危険な言葉

内容説明
起きられない、気分の波が激しい、突然涙が出る、「消えたい」と言う。どんな言葉をかける?何が本当の支えになる?同じ目線に立てたなら寄り添い方が見えてくる。メンタル不調経験者100人以上が証言した「心の景色」

目次
第1章 うつの人が見ている世界(全身が石のように重く動けない;頭にもやがかかって先が見えない;情報が頭をすり抜けていく;見えない何かに追いかけられる;「ときめき」がない暗闇を歩く ほか)
第2章 うつの人の世界に寄り添うコツ(魔法の言葉は「何かできること、ある?」;話は「聞いてくれるだけ」でいい;「頑張れ」と言ってはいけないのはなぜ?;「元気」ではなく、「元気なフリ」かもしれない;整えたくてもすぐにはできない「生活リズム」 ほか)

著者等紹介
大野裕[オオノユタカ]
精神科医。一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長。ストレスマネジメントネットワーク代表。1978年、慶應義塾大学医学部卒業と同時に、同大学の精神神経学教室に入室。その後、コーネル大学医学部、ペンシルバニア大学医学部への留学を経て、慶應義塾大学教授、国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターセンター長を経た後、顧問。精神医療の現場で注目されている認知療法の第一人者で、Academy of Cognitive Therapyの公認スーパーバイザー。日本認知療法・認知行動療法学会理事長、日本ポジティブサイコロジー医学会理事長など、諸学会の要職を歴任

工藤ぶち[クドウブチ]
漫画家、イラストレーター。本格的な漫画作品は本作がデビュー作となる。10年以上にわたりうつ症状を経験し、紆余曲折を経て本作の漫画を担当する。