90年代貴重なレア仕様!Gibson Les Paul Standard Honey Burst 1997


BodyTop : 2P Maple
BodyBack : 1P Genuine Mahogany
Neck : 1P Mahogany
Neck Joint : Short Tenon
Neck Profile : 50s Flat Fat
Fingerboard : Indian Rosewood
Neck Pickup : 490R
Bridge Pickup : 498T
Weight Relief : None
Weight : 4.3kg
Made in USA

当機はギブソンのレスポールスタンダード1997年生産のモデルです。
ギブソンにとっての70年代80年代はかなり変化の大きい過渡期。その経営状況とリンクするように、レスポールの仕様も大きく移り変わっていった時期でもあります。その中にあって90年代は現代ギブソンの黄金期の始まりとも呼ばれ、クオリティファーストが確立された時代と言われています。

ボディトップのメイプルは、プレーンが多くを占めていた90年代としては珍しい端正かつ動きのある美しい虎杢トップが採用され、引き込まれるような顔つきです。非常に珍しい個体です。
ボディバックのマホガニーは、今では貴重な仕様となったワンピースの木取りで、導管が美しいマホガニー材が使われています。

ネックは丸みの抑えられた50年代のラウンドシェイプに仕上げられ、少し横への広がりを感じる形状になっています。
指板のローズウッドは、赤みがかったブラウン色の材が使用されており、オールド感がありつつ、選定された材である目の詰まりを感じられます。

ピックアップには、490R &498Tという組み合わせが搭載されています。今の主流であるバーストバッカーなどPAFを模したピックアップに比べると、80〜90年代当時の音楽シーンに対応すべくよりパワーのあるサウンドを追求する方向性に向いているピックアップです。

塗装はオールラッカーフィニッシュを採用しており、トップはチェリーから赤みが美しく抜けて濃いオレンジがかったハニーバーストに、バックは褪色が進んだような渋いブラウンライクな塗装となっています。

年代なりの小傷やウェザーチェックなどはありますが、綺麗な外観を保っています。またローフレットには多少の凹みがありますが、今すぐリフレットが必要な状態ではないと思います。

今では70年代や80年代の変わり種のレスポールもビンテージとして扱われ、値段の上がり方が加速度的になってきましたが、90年代も例外ではなくなってきています。
変化の大きかった80年代から多くを学んだ90年代のレスポールは、原点回帰とも言える製品を作り続けた時期でもありました。
王道のスペックはこれからも時代の変化に左右されない一本になるのではないでしょうか?

付属品
純正ハードケース

その他にもレスポールを中心に出品しています。
宜しければご覧ください!