815【古墳時代】天平塚出土 古平劔 鉄劔 物部氏 珍品  文化財


保管箱の蓋の表面に、「天平塚の顕出古平劔」と墨書きされ、蓋の裏面に、「嘉永元年二月字天平塚より出来す」と墨書きされています。天平塚とは、大阪府豊中市にある南天平塚古墳のことと思われます。南天平塚古墳は、4世紀から6世紀にわたり作られた桜塚古墳群の1つです。南天平塚古墳からは、彷製六獣鏡、鉄刀、鉄剣、短甲、衝角付冑等の武具が副葬されており、被葬者は武人であると思われます。古代物部氏は、大和朝廷で軍事や刑罰を司った有力な氏族です。豊中市には、豊中市と物部氏の関係について、直接的な関連を示す史料は少ないですが、物部氏の氏寺の可能性が指摘される金寺山廃寺や、物部氏の祖とされる饒速日命を祀る原田神社など、間接的な関連が考えられる場所や遺跡があります。本品は、物部氏の有力者の古墳の出土品であるかもわかりません。全体に錆びていますが、研げば、今でも武器として使えそうです。文化財として、価値が大きいと思います。
 

【サイズ】
縦42.5cm 横8.5cm 厚み(高さ)0.2~0.5cm

【その他】
刃の先端が欠失している部分があります。刃の先端あたりに1個の小さな穴が開いています。全体に錆びています。

【入札前に必ずお読みください】
・本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるように努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札ください。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。

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