充電19回と32回 マキタ makita 18V リチウムイオン バッテリー BL1860B 6.0Ah 純正品 詳細説明で 容量計測・セルバランス調整 T64とT60



中国製の修理用基板による充電回数偽装に要注意です
商品説明後半にて被害防止策を記載していますのでご一読ください
☆ 他にも多数BL1860Bバッテリーを出品しています ☆
☆ お探しの方は出品リストからご覧ください ☆
商品の詳細は下記の黄色い項目です

充電回数詐欺疑惑のある出品者の記述について
充電回数詐欺疑惑のある北海道の出品者が、当方が行っている実容量計測に関しまして以下のように記述しております。

「新品未使用状態のBL1860Bでも、同中華製放電器にて終止電圧12.5vに設定にて、放電時間1時間56分程度、実容量5.8Ah程しかございません。
メーカー公表値の6Ahはバッテリーセルの0-100の容量の合計が6Ahになりますので、尚更、終止電圧が実使用電圧内(終止電圧14v等)でしたら6Ahを超える事は有り得ませんのでご注意ください。
当該当出品者は実容量を中華製放電器にて正確に測定したかのように記載しており、終止電圧14Vにてバッテリーセルを余力を持った状態のはずが放電時間が長いです。実容量測定詐欺しております。」


当該人物の上記主張は虚偽、または誤りですので反証します。

① 飛行機マークのある新品未使用のバッテリーは、飛行機に乗せるために電圧を下げているためフル充電ではありません。
 つまり充電すら行わない新品未使用状態のままで実容量計測を行ったとするなら不自然であり虚偽と断定できます。

② 当該人物は計測条件(何ボルトから放電を開始したのか)を明記していません。
 マキタの急速充電器は急速充電の特性上、最高電圧の21Vまで上がらず20.3~20.5V程度で充電をストップします。
 当然ですがこの状態から計測を開始しても、バッテリーが実際に蓄電・放電できる実容量を正しく計測する事はできません。

③ 雪マークありの内部バッテリーを製造しているムラタのデータシートによると、内部バッテリー1本で公称容量3120mAh・定格容量(下限)3000mAhとなっており、これはBL1860Bを組み上げた新品の状態だと理論的には6.00Ah~6.24Ahまで幅があるという事になります。
 当該人物は0-100の容量の合計が6Ahと書いていますが、これは正しい知識をお持ちでないと断言できます。
 メーカーのデータシートと、当該人物の主張の根拠らしい計測条件不明のYOUTUBE動画、どちらが正しいかなど論じるまでもありません。
 (データシートは「US18650VTC6 ムラタ」と検索するとムラタが公開しているPDFファイルが出てきますので、ご興味のある方はご覧になってみてください)

④ リチウムイオン電池の特性上、電圧が下がるほど放電性能は低下しますので、例えば同じ1.5V分の放電でも下限ギリギリの14.0V→12.5Vと、まだまだ余裕のある20.0V→18.5Vでは放電できる電力量が全く違います。
 実際の計測では14.0V→12.5Vでは0.1~0.2Ahの放電が出来るかどうか程度でしかありませんので、終止電圧が14Vであるから「6Ahを超える事は有り得ません」というのは誤りです。
 データシートでも2.8V→2.5V(内部バッテリー1本での表記です)の場合は約100mAh=0.1Ah程度しか放電できない事が確認できます。

⑤ 商品説明にも記載している通り、当方ではバッテリー最大電圧の21Vから14Vまでの放電容量を計測しています。
 これは当該人物がお書きになっている0-100の実容量を正確に調べるには、最大電圧の21Vから計測を開始する必要がある為です。
 計測条件が不明なTOUTUBE動画と比較して当方の計測は放電時間が長いというのも、当方では最大電圧の21Vまで充電してから計測を行っているので当然です。

上記5点の反証によって、当該人物の記述が虚偽・誤りであると判断できます。

また、上記の理由により当方の実容量計測に詐欺行為の事実が無い事の証明とし、当該人物による「実容量測定詐欺しております。」という主張を明確に否定致します。



次に当該人物によるこの記述に関してです。

「その方は以前に中華製修理基板にて、修理し販売しておりました。
しかし、現在は実容量詐欺をし、修理基板を批判している様です。
マキタの正規品バッテリーチェッカーでの寿命ゲージを信頼頂けたらなと思います。」


当方では今現在も純正基板のICチップ異常などで純正基板が修理不可の場合は、修理用基板を用いて修理を行っております。
また、修理用基板に交換すると充電回数が不明となり充電回数偽装の要因ともなってしまいます。
そのため当方では基板交換前の充電回数を保証するため、取り外した純正基板もセットで出品しております。

この事実をもって、当方がいったいどのように修理用基板を批判しているのでしょうか・・・?
そして当方もバッテリーチェッカーの診断結果を表示しており、その信頼性に疑問を挟んだことは一度もありません。

当該出品者のこれまでの商品説明欄での主張によると、バッテリーチェッカーは信頼できて、放電器による実容量計測は信頼できないという対立構図にしたいようです。
ですが、そもそもバッテリーチェッカーと放電器を用いた実容量計測は相反する関係ではなく、バッテリチェッカーでは調べられない情報を放電器を用いて計測し明らかにしているに過ぎません。
つまりバッテリーチェッカーによる診断と放電器による実容量計測、両方を行うことによってバッテリーの状態をより詳しく知ることができます。

「バッテリーチェッカーの寿命ゲージを信頼」などというのは当たり前の話です。
ところがマキタからの回答にあるように(後半部分に記述しています)バッテリーチェッカーでは実容量計測ができないため、放電器を用いて計測を行っている訳です。


───詐欺行為を行う人物というのは、虚偽・嘘・誤情報・あやふやな根拠などによって事実を歪曲し、他者に誤った認識を与えて騙し陥れようとするのが大変よく分かります───

当該出品者に限らず詐欺師の言葉に対しては、明確な根拠や事実、正しい知識や情報によって一つ一つ追及していくと、おかしな点や矛盾点、ボロが必ず出てきます。


ところで、当該人物は何故ここまで放電器を用いた実容量計測を否定するのでしょうか?
ご自身の修理バッテリーに嘘が無いのなら、出品する全ての修理バッテリーで計測条件を明記して放電器を用いた実容量計測を行ってはいかがでしょうか?
他者のYOUTUBEを根拠にしておきながら、ご自身では放電器による実容量計測を行わないのは何故でしょうか?
落札後に落札者が放電器を用いて実容量計測をすると困る事情がおありなのでしょうか?

また、充電回数詐欺を行っていないのでしたら、取り外した純正基板をセットで同梱しないのは何故でしょうか?
取り外した純正基板を更に充電回数の多いバッテリーに付け替えるためでしょうか?
そのような充電回数詐欺を行っていないと身の潔白を証明するのでしたら、修理用基板を使用した全てのバッテリーで、取り外した純正基板をセットで同梱してはいかがでしょうか?


当方は明確な根拠をもって実容量詐欺行為が無い事を証明しましたが、充電回数詐欺疑惑のある当該出品者はどのように証明なさるのか、大変興味深いです。


最後に、電気という目に見えないものを蓄えるバッテリーは、いとも簡単に相手を騙す商材となりえます。
だからこそ、バッテリーの出品者は自ら不正行為をしていない事を出来る限り証明しなくてはいけないと考えています。

私にとってはそれが修理品である事の明記であり、バッテリーチェッカーの4画面すべての画像であり、放電器を用いた実容量計測とその画像であり、計測時の計測条件の明記であり、修理用基板を使った際に取り外した純正基板の同梱であったりします。
バッテリーチェッカーで診断したと言いながら4画面のうち1~2画面しか表示していなかったり、ましてや診断画像どころか充電回数を紙などに書くだけなどもってのほかです。
やましい事が何もないのなら出来る限りの手段にてバッテリーの状態を明らかにすればいいだけの事です。

このような私の出品スタイルを信頼していただきリピート落札してくださる方々も多数いらっしゃいます。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

個人的な思いですが、当該出品者は悪質さが群を抜いており、ヤフオクやフリマにおける中古バッテリー市場のがん細胞のような存在だと考えています。
警察署でお話しした際には、個人ではなく複数のアカウントを使ったグループでの可能性があるという話もありました。
皆さまにおかれましては、商品説明の後半部分もお読みいただき、悪質な出品者に騙されないようお気をつけ下さればと思います。


☆ 出品商品について ☆
出品商品の詳細 中古のBL1860Bを修理・整備・清掃したもので、実容量は5.88Ahと5.85Ahです。
T64番 故障原因:温度センサー異常
T60番 故障原因:温度センサー異常

※ 画像10の基板は商品に含まれません。
作業後のバッテリー診断結果(画像6~7) ・T64番:充電回数19回、バッテリー寿命4メモリ、過放電傾向0%、過負荷作業率5%、故障無し
・T60番:充電回数32回、バッテリー寿命4メモリ、過放電傾向5%、過負荷作業率15%、故障無し
作業内容 ・ 外装内装、基板、スライドロック、スプリング、ネジの清掃及び洗浄
・ 温度センサー交換
・ バッテリーセルバランス調整(各セルの電圧差は±0.01V程度まで)
・ バッテリーの実容量計測(最大電圧21Vから14Vまでの放電容量を計測)
T64番:消費した電力106.0Whを定格18Vで割ると実容量5.88Ah(画像8)
T60番:消費した電力105.4Whを定格18Vで割ると実容量5.85Ah(画像8)
・ マキタ純正充電器での充電電流確認 & 満充電時のバッテリー残量表示4点灯確認
DC18RF:T64番最大12A、T60番最大12A
DC18RC:最大9A
DC18RB:最大9A
※ 充電電流値はバッテリー温度などの条件によって変わりますので、上記は当方で確認できた参考数値です。
・ マキタ製インパクトドライバーと、社外品インパクトレンチでの動作確認
・ プラスチック用保護&ツヤ出し剤にて拭き上げ
重要 ・ このバッテリーの使用により生じた火災や事故の責任を当方は一切負うことはできません。
・ マキタはほとんどの製品やバッテリーに保証を付けていません。同様にこの出品物にも保証はありません。
・ リチウムイオン電池はフル充電に近いほどバッテリー劣化が進みますので、保管時や商品発送時は50~60%程度まで電圧を下げています。商品受け取り後は必要に応じて充電してください。
・ オークション終了後の梱包直前にも再度動作チェックをします。万が一、到着後に使用できないなどのトラブルが発生した場合は、おてがる配送のお見舞い制度をご利用ください。これは落札者様側での手続きとなります。
バッテリー実容量計測条件について バッテリーの実容量を確認するために実容量計測を行う場合は、バッテリー最大電圧21Vから14Vまでの放電容量を計測してください。
充電の際にバッテリーは活性化し温度が上がりますが、充電終了後に温度やバッテリー内部の状態が落ち着くまで電圧も徐々に下がっていきます。
最大電圧21Vはバッテリー内部の状態が落ち着き、電圧変化しなくなった状態での電圧ですのでご留意ください。
また、計測の際に電圧を12.5V以下まで下げてしまうとバッテリーにダメージを与える可能性がありますので、14V程度で止めておくのが安全だと思います。
無理に12.5Vまで放電しても、14Vで止めた場合と比較して0.1Ah程度の差しかありませんので、わざわざ過放電ギリギリまで計測を行う必要は無いと考えます。
放電電流値は3A(0.5C)で行っています。
入札及び落札後に関しての注意事項 新規IDによる嫌がらせ入札や落札が頻発していますので、新規IDによる入札及び落札は問答無用で落札者都合による取り消しを行います。
評価内容が著しく悪い方、評価にていたずら入札を行ったことが分かる場合なども同様の対応を行います。
「誤って入札した」「不要になった」などのような入札取り消しや落札キャンセルの要求は、いたずら入札だと判断しますので一切応じません。
また、いたずら入札トラブル申告制度での申請を行います。

返品詐欺防止のため、返品返金は受け付けておりません。
商品到着直後に使用できない・充電できないといった場合は、商品配達済み履歴から1週間以内であれば取引ナビにてサポートを行いますのでご連絡ください。


★ 当方の出品バッテリーについて ★
★ 出品バッテリーの特徴 ★ 出品者を簡単に識別できるよう商品画像に「バイクを持ち上げるクマ」のイラストを含めています。
当方は純正品のバッテリーも修理用基板に交換したバッテリーもどちらも扱っておりますが、作業内容が不明ではご不安だと思いますので偽りなくお伝えしています。
また、バッテリー寿命が残っていてもセルバランスが崩れていると使用不可になりやすくなるため、必ずセルバランスの調整を行っています。安く落札できてもセルバランスが崩れたバッテリーではお金の無駄遣いです。
マキタバッテリーチェッカーの説明書によると充電回数はバッテリー寿命を示すものではなく、また中古市場では充電回数偽装詐欺も横行しているため、当方ではバッテリー実容量の計測を行いバッテリーの蓄電性能をAh(アンペアアワー)の単位を用いて明らかにしています。
リチウムイオン電池の寿命は実容量が定格容量の60~70%になった頃だと一般的に言われていますので、定格6AhのBL1860Bの場合は実容量3.6~4.2Ah程度まで落ち込んだら寿命という判断ができます。
ちなみにバッテリーにある残量表示は寿命が来ても電圧さえ上がれば4点灯しますので、4点灯するからまだまだ寿命が長いという訳ではありません。
私自身ヤフオクで騙されたことがあり、悪質な出品者には憤りを感じていますので、誠実な出品を心掛けています。
BL1860Bの中古品をお探しの方は、商品説明をご覧いただき安心してご検討くださればと思います。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
★ 中古バッテリーの修理販売を行っている出品者の方々へ ★ 中古バッテリー市場の健全化に繋がりますので、当方の出品スタイルにご興味がおありでしたら参考にしていただいて構いません。
むしろ大歓迎です。ただし、当方への嫌がらせはご遠慮ください。

商品画像内のイラスト「バイクを持ち上げるクマ」の著作権は当方が所有していますので、無断転載や無断利用は禁止です。


!! 純正バッテリーの充電回数偽装詐欺にご注意ください !!
★ 中古バッテリーで騙されないために ★ 昨年末から悪質な中古バッテリーの注意喚起やバッテリー修理業者に向けての情報の発信しておりましたところ、現在は修理品であることを明示して出品する方が増えてきており、少数ではありますが実容量計測を行う出品者も現れるなど、ヤフオクやフリマにおける中古バッテリー市場が少しずつ良い方向へ変わってきていると感じています。
ただ残念なことに今現在も修理品であることを明かさないまま出品している方を見かけます。
修理用基板は金属端子の形状が違いますので、端子が見えない角度で写真を撮っていたり、カバーで隠している場合は要注意です。
修理品か疑問に感じた場合、まずは質問してみると良いと思います。

このような状況ですが、今度は修理品であることを利用して悪事を行っていると思われる出品者が現れました。
その方は過去に悪質なバッテリーの出品によって、判明しているだけでも昨年9月以降ヤフオクから2回アカウント停止措置をされている方です。
当該人物の商品説明内の虚偽と疑義のある点を書き出します。

① マキタバッテリーチェッカーBTC04で実容量が分かるとしている(虚偽)
② バッテリーチェッカーでの「バッテリー寿命とは実容量のゲージで可視化したもの」としている(虚偽)
③ 実容量計測結果が分かる数値や画像が一切無い(疑義&虚偽)
④ 各2セル毎に実容量測定(10セルの合計が実容量)との記述(疑義&虚偽)
⑤ 1月中の出品では中国製の修理用基板に関して注意喚起を行っている
⑥ 現在は自身が注意喚起していた中国製の修理用基板を使用している(⑤と合わせ疑義)


各項目の解説をします。
①は当方にてマキタに問い合わせたところ、バッテリーチェッカーでは実容量計測ができない旨の回答を得ています。よってこれは虚偽です。

②はバッテリーチェッカー取扱説明書の寿命の項目にそのような記述は無く、取扱説明書に「実容量」という言葉は一度も出てきません。
そもそもマキタは「寿命」の項目がどのような条件やアルゴリズムで表示しているかを公表していません。つまり当該人物が都合よく主張してるだけで虚偽です。

③の「実容量」ですが、これはバッテリーが放電できる電力量をAhやWhといった単位で表したものです。
「実容量計測」とは、放電器を用いてバッテリーが実際に放電できる電力量を計測し、その結果をAhやWhといった単位で表す行為です。
当該人物の商品説明には実容量計測を行ったことが分かる証拠は一切ありません。よって実容量計測を行ったとするのは疑義、バッテリーチェッカーで実容量計測をしたというのは虚偽となります。

④に関してはとても謎なのですが、もしも実際に行っているとしたら無意味な作業であり、逆にやってはいけない作業です。
要するに意図的にセルバランスを極端に崩す作業なので、基板を載せた状態であればエラーを検出します。
こちらも実容量計測を実施したことがわかる数値や画像はありません。また、バッテリーチェッカーでは2セル毎に実容量が分かる機能はありませんので、疑義&虚偽となります。

上記①~④についてはバッテリーチェッカーBTC04の取扱説明書の該当箇所を画像9にて表示していますが、取扱説明書に実容量や実容量計測に関する記述は一切ありません。
補足ですが、取扱説明書内の「バッテリ残容量」とは電圧の値をグラフ化したものであり実容量ではありません。これもマキタに確認済みです。

⑤と⑥は当該人物の評価欄から当時の出品にて確認可能です。
こちらの疑義についてですが、作業前にバッテリーチェッカーを使用しての「充電回数表示+中国製の修理用基板」の組み合わせは充電回数の偽装が可能となるためではないかと考えられます。
修理用基板に変えてしまうとバッテリーチェッカーでは正常な診断が不可能となり、充電回数は8000回以上と表示されます。
これを利用すれば作業前のチェッカー診断でバッテリーケースの中身を入れ替えることでとても容易に充電回数の偽装が可能となります。

例えば商品画像では充電回数20回として出品していても、実際の中身は充電回数200回超えといったことができるようになり、また落札者側ではチェッカーで正常な診断ができないため偽装を証明することは絶対にできません。
充電回数が少ない方が落札価格が高くなりますので、価格を吊り上げる手段としてはとても効果がありますが、当然ですがこれを行えば詐欺行為となります。
現状では落札者は商品受け取り後に何も検証できず、虚偽の商品説明を行っている出品者の良心を信じるしかありません。


充電回数偽装の被害防止策がありますのでご説明します。
これは出品者にとっても信頼性に繋がります。

画像10をご覧いただくと分かりますが、バッテリーチェッカーでは電池部分を外した純正基板単体でも内部の情報を読み取ることができます。
充電回数偽装の有無を以下の4点で判断します。

1、バッテリーチェッカーで基板交換前の電圧を表示している画像の有無
2、電圧の表示が2.5~3.5V程度となっている
3、取り外した純正基板をバッテリーと併せて同梱可能か
4、取り外した純正基板が同梱で届いた場合、バッテリーチェッカーの診断結果は商品説明画像と同じか

1、と2、の確認は悪質な出品者が充電回数偽装用の基板単体を用意している場合に有効です。
画像10の通り、純正基板単体でもチェッカーでは2.0~3.5V程度の電圧を誤表示します。
つまり基板交換前の電圧表示の画像が無かったり、画像があっても2.0~3.5Vと表示されている場合は偽装の可能性が高くなります。
(もしも本当にバッテリーが3.5V以下の場合は極端な過放電ですので絶対に使用してはいけません)
ですが基板単体ではなく偽装用のバッテリーを用意している場合には1、と2、では判断できません。

3、の純正基板を同梱可能かの確認・質問が落札前では一番重要です。
充電回数偽装をしていない誠実な出品者であれば外した純正基板も併せて同梱できますが、質問しても回答が無かったり回答があっても同梱不可の場合は、その出品者の充電回数画像に信頼性は無く、偽装を行っている可能性が極めて高いと判断できます。

4、は落札後に届いた純正基板をバッテリーチェッカーで診断した際に、商品説明画像で表示されている充電回数と異なる場合は充電回数偽装であり詐欺行為ということになります。

上記4点を踏まえた上で「充電回数表示+中国製の修理用基板」の組み合わせで出品されているバッテリーをご検討の方は、「外した純正基板を一緒に同梱することは可能か?」と質問することをオススメします。

ここで一つ疑問が生じます。
外した純正基板を同梱しない出品者は、純正基板が大量に手元に残ります。
彼らはその純正基板を何に使用するのでしょうか?
──答えは、充電回数が少ない純正基板を充電回数が多いバッテリーに付け替えることで、修理用基板を使わずに充電回数偽装を行うと考えられます。
つまり修理用基板で充電回数偽装を行い、外した純正基板でも更に充電回数偽装を行うという二段構えの偽装工作です。

バッテリーに蓄える電気は目に見えません。その為、とても簡単に相手を騙すことができる商品だと言えます。
また、とある悪質な出品者はネジ穴に嵌っている封印に偽物を使用して、修理済みを隠しているという情報もあります。

当方が「バッテリー実容量計測」を行い計測時の条件も明記している理由は、バッテリーの正しい状態を知るには充電回数だけでは信頼性に欠けると理解している為です。
実容量を計測し、バッテリーの蓄電性能を明らかにする事が如何に重要かお分かりいただけましたら幸いです。


※ ここからは「充電回数表示+中国製の修理用基板」の組み合わせを検討している修理業者の方々へ向けての文章でもあります。

中国製の修理用基板を使用する場合でも、チェッカーで作業前の充電回数の他に電圧画像も表示し、取り外した純正基板を落札者側がバッテリーチェッカーで診断できるようにすれば、作業前の充電回数画像の信頼性を高めることができます。

ちなみに偽装に関しては当方が行っている実容量計測に関しても同様のことが言えますが、当方では計測結果の信頼性を担保するために実容量計測時の計測条件を明記しています。
これにより落札者側でも同等の計測結果を得ることができます。

長くなってしまいましたが、中国製の修理用基板を使用している修理業者の方々はチェッカーでの作業前充電回数&電圧表示と外した純正基板の同梱を、実容量計測を行っている修理業者の方は計測条件の明記を、これらを行うことで商品説明の信頼性の向上に繋がりますのでご一考ください。