アメリカの大地と共に生きたデニムの魂。
その象徴のひとつが、この Wrangler（ラングラー） です。

1947年、ノースカロライナ州グリーンズボロ。
ロデオ・ベン（Rodeo Ben）と呼ばれた伝説のテーラーが、ブルーベル社のためにデザインした一着のデニムジャケット——それが「11MJ」。
カウボーイたちのために作られたこのジャケットが、のちにラングラーというブランドの原点となりました。

リーバイスが鉱夫に、Leeが鉄道労働者に愛されたように、
ラングラーはロデオライダーたちの“戦闘服”として歴史を刻みます。
牧場の埃と汗にまみれ、競技の興奮と共に生きた彼らの背中には、いつもラングラーがあった。
それは単なる服ではなく、「誇り」そのものでした。

■ 124MJという進化

そのスピリットを受け継ぎ、1960年代に登場したのが 「124MJ」。
11MJの流れを汲みつつ、より都会的で洗練されたシルエットを実現したモデルです。

胸ポケットの「W」ステッチ、角ばったフラップ、無駄を削ぎ落とした直線的なカッティング。
これらのディテールは、ラングラーが単なるワークウェアではなく、
“機能美とデザインが共存するプロダクト”へと進化した証でもあります。

そして、ボタンとリベットにはスコービル社製の金具を採用。
無骨な金属の質感と堅牢さが、このジャケットのギア的存在感を際立たせています。
ミリタリーにも供給してきたスコービルのメタルパーツは、まさに「男の道具」。
着るたびに、経年の輝きが増していくはずです。

■ カルチャーを貫いたデニム

ラングラーは“作業着”という枠を超え、カルチャーの象徴へと昇華しました。
ジョン・レノンがデニムスタイルに選び、
オアシスのリアム・ギャラガーがブリットポップのステージで纏い、
そしてデザイナー エディ・スリマン が私服として愛用。

音楽とファッション、反骨と自由。
ラングラーのジャケットは、時代を超えて“リアルな男”たちの心を掴み続けています。

■ ラングラージャパン企画の確かな品質

本品は、ラングラージャパン企画による一着。
日本人体型に合わせたバランスの良いシルエットと、細部に宿る丁寧な縫製。
ヴィンテージの空気感をまといながら、日常にも自然に溶け込む完成度です。
タウンユースにも、バイクにも、ロデオ魂を感じさせる存在感。

【サイズ（平置き・素人採寸）】
肩幅：45cm
身幅：54cm
袖丈：60cm
着丈：61cm
※素人採寸ですので多少の誤差は御理解下さい。

匿名配送・送料無料（ゆうパケット）にてお届けします。
ロデオ、ワーク、音楽、ファッション——すべてを繋ぐラングラーの名作。
語れる一着を、ぜひこの機会に。