青裏のデックを取り出し、表裏を広げてあらためた後、軽く混ぜます。

観客が指定した枚数目のカードを使うので、比較的配りやすい数字として、５から２０までで適当な数字を自由に言ってもらいます。

表向きのデックを観客に手渡し、選ばれた数字の枚数目（１２枚目）まで１枚ずつ裏向きにしながら配っていってもらいます。

今回の場合は１１枚目まで配ったところで止めて、

手元の１２枚目、選ばれた枚数目に出てきたカードを覚えてもらいます。

そのカードが、仮にハートの３だったとしましょう。

残りのカードもカットして見せながら、観客が言った数字が違っていたら当然カードは変わっていたこと、また、最初に観客がどこでカットしたかによっても変わっていたこと、などを説明します。

そして、選ばれたハートの３を表向きに配ってもらいます。

手元に残った山のカードを裏向きにして示します、最初に配った山と同じく、別段怪しいところはない、青裏のカードです。

しかし、抜き出されたハートの３を裏向きにしてもらうと…

なんと、それだけが色違いの赤裏のカードになっていて、しかもそこには、観客が自由に選んだ数字、「１２」が、大きく書かれているのです！

強烈なダブル・プレディクションに、観客は打ちのめされること必至。

「セルフワーキング」と言ってよいほど簡単に行えます。

数字もカードもフォースではないため、演技ごとに当然違う数字、違うカードになり得ます。それでも現象が成立します。

そのため、選ばれたカードを手渡すことや、観客にカードを配ってもらうことが可能です。技術的にも簡単ですし、計算や記憶などの面倒な操作もありません。即座にリセット可能です。

初心者の方でも演じられ、インパクトからするとプロ使用にも有用。

・実演・解説ＤＶＤ（英語版ですが映像で十分理解できる内容です）