モーリス・ユトリロ 複製「ラパン・アジル」画寸 F6 モンマルトルの歌酒場 白を基調のマチエール、遠近表現を強調の画面構成 白の時代 8306



★モーリス・ユトリロ 複製「ラパン・アジル」★

商品詳細


■作家・作品詳細


モーリス ユトリロ(Maurice Utrillo) 旧性、モーリス・ヴァラドン
 1883年12月26日~1955年11月5日
 フランス人作家。

 エコール・ド・パリの画家の中では珍しく、フランス人。
 生活環境に恵まれなかったが、飲酒治療の一環として
 行っていた描画が評価され今日に至る。
 母親であるシュザンヌ・ヴァラドンもまた画家であったが、
 彼らはそれぞれ違った方法で自分たちの絵画のあり方を確立。
 
略歴
 1883年 12月26日、パリ・モンマルトル生まれ。

     彼が生まれた時から既に母親であるシュザンヌ・ヴァラドンも
     画家として活動していた。
     ユリトロは身体が弱く情緒不安定であった。

     7歳の時、スペイン人の画家・美術評論家
     ミゲル・ウトリリョ・イ・モルリウス(Miquel Utrillo)
     が、モーリスを自分の息子として認知、
    「モーリス・ヴァラドン」は「モーリス・ユトリロ」に改姓。

     不幸な家庭環境の中で育ち、17歳で既にアルコール依存症だった。
 1900年 2月、臨時雇いの外交員の職を得るが4か月しか持たなかった。
     ユリトロの気難しさと激情でアルコール依存症も悪影響し悪化。

 1904年 (21歳) パリのサン=タンヌ精神病院に入院。退院後、
     それを治すために医師の助言と母の説得で治療のため
     絵を描き始める。
     もともと画家的雰囲気に育った彼は優れた天性を発揮する。
 1909年頃 (26歳頃) ほとんど独学で絵を学び、印象派的な時期を
     経過して、画壇からも孤立し、哀愁に満ちたパリの街角など
     身近な風景画を数多く描いたが『白に時代』といわれる
     このころの作品に秀作が多い。
     サロン・ドトンヌに出品。
 1913年 (30歳) 最初の個展を開催、評判となる。
 1915年頃から鮮やかな色彩が現れ始める。
 1914年 (31歳) モンマルトルの建物や風景を重厚なマチエールで描く
     独自の世界を築き上げ、この頃の絶頂期を迎える。
     そして、精神病院への入退院を繰り返す。
 1919年 (36歳) ルプートル画廊の個展が大成功を収める一方、
     アルコール中毒は治らず、何度となく入退院をくりかえす。
     親友であったモディリアーニが死去し、孤独の世界に
     浸るようなるが皮肉な事にその頃から絵画が売れる様になり
     酒量も減り裕福になる。
 1928年 (45歳) レジオン・ドヌール勲章シュバリエ章を授与される。
 1935年 (52歳) コレクターの未亡人、リュシー・ヴァロールと結婚、
     晩年は裕福な生活を送りながら絵葉書をもとにパリの風景を
     描きつづけた。
 1938年 (55歳) 母ヴァラドン死去。
 1955年 11月5日、(72歳)南仏ダックスにて死去。
     モンマルトルに埋葬される。


代表作
 1910年 ラパン・アジル(パリ、ポンピドゥ・センター)
 パリ郊外(倉敷、大原美術館)、ノルヴァン通(名古屋、名古屋市美術館)
 1911年 コタンの袋小路(パリ、ポンピドゥ・センター)
 1911年 パリのサント=マルグリート教会(ドイツ、マンハイム市立美術館)
 1911年-15 ラヴィニャン街の眺め(ニューヨーク、メトロポリタン美術館)
 1912年 サン=セヴラン聖堂(ワシントン、ナショナル・ギャラリー)



★作品タイトル「ラパン・アジル」

Au Lapin Agile〜
 ラパン・アジル モンマルトルにある歌酒場

元画:
 制作:1913年頃
 寸法:50.0×65.0cm
 技法:油彩、カンヴァス
 所蔵:名古屋市美術館、1986年購入


 パリ、サン・ヴァンサン通りとソレ通りの角、
 サクレ・クール寺院の裏通りにあるラパン・アジルを描いた作品。

 パリ、モンマルトルの丘の一角に立つ歌謡酒場ラバン・アジールは、
 ユトリロのもっとも愛した主題の一つであった。
 画面左手、柵越しに見える古びた建物がそれである。
 この酒場は第一次世界大戦前夜のいわゆるベル・エポック (良き時代)
 と呼ばれた時代のパリで多くの芸術家を集め、夜ごとにぎわいを
 見せたが、そこにはピカソ、モディリアーニといった画家たち、
 アポリネール、コクトーなどの詩人など多彩な顔ぶれがそろっていた。

 この作品はいわゆるユトリロの 「白の時代」と呼ばれる時期に
 描かれている。
 漆喰を思わせる厚味のある白を基調とする独特のマティエールと、
 遠近表現を強調した画面構成を特徴とするこの時期は、
 彼の20歳代後半から30歳代前半にあたり、もっとも制作意欲の
 充実した時期といわれている。

 彼の最良の作品がすべてそうであるように、そこには豊かな詩情と
 かすかな哀愁が漂っている。
 時に稚拙と見える程に重いその一筆、一筆は、孤独な画家の心の内を
 とつとつと我々に語りかけてくる。
 技術ばかりが達者な画家であれば、その仕上がりの見事さにのみ
 目は奪われるであろう。
 だがユトリロの絵では、一筆の絵の具に込められた画家の思いが、
 静かに我々の胸に迫る。


居酒屋ラパン・アジル(Au Lapin Agile)。
 サクレ・クール寺院の裏を歩いていると、緑に覆われた
 一軒家風の店があります。
 サン・ヴァンサン通りとソレ通りの角にあるこの店は芸術家たちが
 集まったことで知られる。
 ラパン・アジルはお酒を飲みながら歌を楽しめる居酒屋
(シャンソニエ)であり、19世紀には多くの画家・詩人・作家・
 喜劇役者たちが集まる芸術的なキャバレーでした。

ラパン・アジルの歴史
 18世紀末の1795年、モンロワ夫妻がこの土地を買い、1825年に
 現在の建物を建てたという記録が残っています。
 最初は一般の住宅でしたが、のちに改造され行商人などを客とする
 居酒屋になりました。

ラパン・アジルの由来
 店の名前ラパン・アジル(Lapin Agile)は「跳ねウサギ」を
 意味します。
 店名の由来は1875年、風刺画家のアンドレ・ジル(Andre Gill)が 「フライパンから飛び出すウサギ」を店の壁に描いたことにちなんでいます。
(その絵は今も残っています)。
「ジルのウサギ」(Le lapin a Gill)と「跳ねウサギ」
(Lapin Agile)をかけた言葉遊びは、詩人たちの集まった居酒屋ならでは。



■サイズ・コンディション、その他


 
サイズ

  作品 41cm×32cm F6
  額縁 58cm×49cm


 
コンディション

  作品は良好な状態です。
  額縁は各所小傷スレ有りますがご使用に支障無い程度です。


 
その他

  
見出し掲載欄「商品の状態」は、作品の評価としますので、
  
額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
  基本的に額縁は無価値とお考え願います。

  尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。



☆☆真作と模写の表記☆☆

【真作】
 真作保証できる作品を真作と表記致します。
 作者自身、又は著作権者等で作成した
 リトグラフ、木版画などの版画作品も対象です。
【模写】
 真贋の判断ができない場合、又は作者不詳の作品は
 模写と表記致します。


 上記何れにも該当しない場合、真作と模写の表記は致しません。
 (複製画、オフセット、ポスター、工芸品など)


 尚、万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
 その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
 存命作家の場合は作家本人より、
 物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。


☆☆額装取付け(シートのみの出品分など)、取替え(現状額縁の交換)☆☆

 全ての出品作品に於いてご相談致します。
 お気軽にお尋ね下さい。



支払詳細

Yahoo!かんたん決済(クレカ・ネットバンク)がご利用いただけます


 
発送詳細

ヤマト運輸
その他、別の発送方法対応可、着払い局留め対応可、同梱発送対応可

プチプチで保護し段ボール梱包(配送注意:ガラスワレモノシール貼り発送)
致します。

その他





この他色々と取り扱いしてます。下記のマイオークションのバナーをクリックして下さい。