【鐔30】山金地変り形瓢箪鮎図鐔 無銘 桐箱入 | 山金地変り形瓢箪鮎図鐔、無銘、村上正雄、肉彫透、両櫃孔、毛彫、丸耳、桐箱入りです。
同封の紙に伝宮本武蔵と書いてあります。蓋裏の寒山先生の箱書は、無銘 村上正雄です。
「肥後金工大鑑」の387ページに宮本武蔵の瓢箪鮎図鐔が掲載されています。 次の388-389ページには、在銘 正雄の瓢箪鮎図鐔が掲載されています。
村上正雄は武蔵の一門です。所載品の正雄の鐔とほぼ同手なので、武蔵ではなく村上正雄の作と思いますが、所載品のものより形も良く武蔵作の可能性もあります。※本は付属しません
武蔵作のものは、美作市武蔵資料館に所蔵されています。
室町幕府四代将軍足利義持の命により、画僧の如拙が1415年に描いた作品が、日本最古の水墨画といわれ、国宝に指定されている「瓢鮎図」です。
「瓢箪でどうすれば鯰が捕らえられるか?」という禅問答がモチーフです。
宮本武蔵が、妙心寺に禅の教えを求めて上洛した際に、妙心寺退蔵院所蔵の瓢鮎図を見て作鐔したのではないかという話も残っています。
師の作品を見た弟子の村上正雄が、さらに独自の境地で作ったと推測します。
なお、武蔵の二天一流の後継者が寺尾求馬助信行(寺尾兄弟の弟)。 その後継者である四男が新免弁助信盛で、村上正雄はその新免弁助の免許皆伝者だったようなので、武蔵の直接の弟子ではありません。
経年のスレや汚れなどが見られますが、非常に良い状態の重厚な鐔です。画像でご確認下さい。
光の影響により、色が微妙に実物とは違って見えます。また、パソコンやスマートフォンのブラウザによっても多少の違いがございます。ご了承下さい。
サイズ 縦:約7.79cm、横:約7.78cm、厚さ:約6.2mm、重さ:約144.6g 茎孔、縦:約2.99cm、横:約9.1mm
※鍔立ては付きません ※発送方法の変更はできません ※本はつきません
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