講談社学術文庫●逸翁自叙伝 阪急創業者・小林一三の回想 小林一三【著】2018


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●2018年版。発売時定価~1,000+税円
●沿線開発、宝塚少女歌劇、ターミナルデパート……。傘寿を迎えた希代のアイディア経営者が、みずからの軌跡を回想した自叙伝の傑作。阪急電鉄の創業者、宝塚少女歌劇の生みの親として知られる小林一三。甲州から東京に出、慶應義塾に学んだ若き日の小林は小説をものする文学青年でした。卒業後、三井銀行に入った彼は、仕事はするものの必ずしも評価はされず、放蕩に明け暮れる問題行員と目されていました。 日露戦争後、かつての上司で北浜銀行を設立した岩下清周から、設立予定の証券会社の支配人にならないかとに誘われた小林は、このままウダツが上がらないよりはと、銀行を辞して妻子とともに大阪に赴任します。しかし証券会社設立の話は立ち消えてしまい、妻子を抱えてたちまち生活に窮してしまいます。 このとき、小林は箕面有馬電気鉄道設立というの話を聞きつけます。電鉄事業に将来性を見た彼は、岩下を説得し北浜銀行に株式を引き受けさせることに成功。「箕面有馬電気軌道」と社名を改めて専務に就任。ここから大きく運命が拓けてきます。 顧客は創造するものと考えた小林は、線路敷設予定の沿線の土地を買収し、郊外に宅地造成開発をおこない、割賦で分譲を開始します。さらには遊園地や劇場をつくることによって行楽客をつくりだし、ターミナルデパートという誰も考えつかなかったものを産み出します。本書は傘寿を迎えた希代のアイディア経営者が、週刊誌の求めに応じて往時を回想した自叙伝の傑作です。 第一章 初めて海を見た時代 第二章 二十代 第三章 その頃の大阪 第四章 その頃の名古屋 第五章 その頃の大阪(再び) 第六章 その頃の三井銀行 第七章 大阪町人として 1 株式惨落にて浪人する 2 阪鶴鉄道に拾われて 3 大胆なる契約書 4 箕面電車の設立 5 箕面電車の開業 6 動物園の失敗 7 松風閣の思い出 8 破天荒の社債 9 疑獄事件の真相 10 宝塚新温泉の計画 11 宝塚歌劇団の誕生 12 北浜銀行事件 13 大阪新報との関係 14 一難去ってまた一難 15 憂鬱の時代 16 阪神電車との合併談 第八章 結 び 顧客とは創造するものなり。電鉄事業に将来性を見た男はいかなる手を打ったのか。沿線の土地買収、郊外宅地の開発と分譲、少女歌劇…。誰も考えつかなかった生活様式を生み出した彼も、若き日は仕事はしても評価はされず、放蕩に明け暮れる問題銀行員と目されていた。大正・昭和を代表する希代のアイデア経営者による自伝の傑作。 著者等紹介 小林一三[コバヤシイチゾウ] 明治~昭和期の実業家、政治家(1873~1957)。山梨県巨摩郡河原部村(現・韮崎市)に生まれる。慶応義塾卒業後、三井銀行入社。箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)創立に参加して専務、のち社長。宝塚少女歌劇、東宝映画などを創設。第2次近衛内閣の商工相、幣原内閣の国務相、戦災復興院総裁を歴任。戦後、公職追放解除後に東宝社長。逸翁は号
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