★極希少本★森鴎外/風葉/湖処子/抱月/忍月/雪嶺ほか,『美文散文 雪裡野梅』,明治33年,初版,大学館★生田敦夫(洗竹亭)旧蔵,識語原稿,帙付き



★極希少本★森鴎外・風葉・湖処子・抱月・忍月・雪嶺ほか、『美文散文 雪裡野梅』、明治33年、初版、大学館★ 生田敦夫(洗竹亭)旧蔵、識語原稿付き、保存用拵え帙付き




                      商 品 詳 細








商品名 ☆ 『美文散文 雪裡野梅』(名家文庫8)

著 者 ☆ 森鴎外、小栗風葉、宮崎湖処子、島村抱月、石橋忍月、三宅雪嶺、落合直文ほか

装 丁 ☆ 石版刷り紙表紙仮綴じ本

版 数 ☆ 初版

時 代 ☆ 明治33年3月28日

出版社 ☆ 大学館

サイズ ☆ 124 X 182 mm

コンディション ☆ 表紙に少キズ

補 足 ☆ 生田敦夫(洗竹亭)旧蔵、識語原稿付き、保存用拵え帙付き、初だしの品でございます。


<商品についての解説>

明治期に出版された森鴎外、小栗風葉、宮崎湖処子、島村抱月、石橋忍月、三宅雪嶺、落合直文ほかのアンソロジー、『美文散文 雪裡野梅』です。


☆生田敦夫先生からの要望で、原稿内容の写真は終了当日もしくは前日にアップして欲しいとのことですので、以後はそのようにさせていただきます。恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。☆


★★カバー・帯や函などの外装につきましては、付属している場合は記載いたしております。また、外装が揃っている場合は「完本」と記させていただきます。帯や外箱などの有無が不明な場合は記載いたしておりません。
版数は、「初版」「再版」の場合は記載しております。
保存状態につきましては、当方の主観ではありますが、可能な限り詳細に記すように努めております。
以上、ご理解願いたく存じます。★★
                      支 払 詳 細
◇Yahooかんたん決済
                      発 送 詳 細
◇レターパックライト430円(340mm X 248mm X 30mm、4kg以内、追跡記録あり・郵便受け投函)
                      注 意 事 項
◆ 保存状態は誠実にお伝えいたしておりますが、色あい・質感ほか、写真に映りにくい場合があります。掲載できます写真の点数にも限りがあり、神経質な方のご入札はおひかえ願います。また、解説・掲載写真等を最後までご確認の上でのご入札をお願いいたします。◆

● 月曜日は、古美術・骨董品を出品いたしますので、ご興味いただければ幸いです。●

● 火曜日~木曜日・日曜祭日は、古書籍・古文書ほか紙物を出品いたします。●

● 金曜日と土曜日は、廉価出品をいたします。幅広い品目での出品を予定いたしておりますので、ご興味いただければ幸いです。●

★ 落札後は、落札日の翌々日までにご連絡願います。発送品の受け取り連絡につきましても、到着日の翌々日までにお願いいたします。★

★ 評価ご不要の方は、事前にご連絡願います。★

★ 全体的に評価が悪い方、0評価の方は、入札を取り消させて頂く場合がございますので、ご了承願います。★ 
 

              ◎◇◎ 古書籍・古美術 ◎◇◎

★★★★★★★★★★★書籍提供をお願いしている、生田敦夫先生よりのメッセージ★★★★★★★★★★★★

思い起こせば、少年時代に起こった家庭内での出来事が原因で、数十年にわたる歪な関係が続き、ほぼ無縁だった父・生田耕作と三十数年前にようやく和解。その後は、親子の失くした時間を取り戻すかのように連絡を取り合い、杯を交えては文学について語り合い、 洛中の古書店を巡り書物を漁り、多くの時間を共にした。しかし親子の時間はそれほど残されておらず、数年後に父はこの世を去る。
とはいえ最晩年の数年、多くの時を共に過ごせたことは、私にとってのささやかな喜びである。

当時私は、洛南向日市の寓居に暮らし、日々、読書・保存修復・装丁・製本・書籍収集に明け暮れていた。
向日市は旧長岡京跡にあり、今も多くの竹林と風情が残る片田舎である。
そのころ私は、父に新しい屋号を考えてくれと依頼した。
そして数日後、屋号「洗竹亭」を用いるようになる。

「洗竹」は、『大漢和辞典』によると居士や草舎と同じ意味を持つようだ。

双蓮居や馴染みの飲み屋で、父はよく言っていた。
「書物やコレクションは、蒐集家から蒐集家・コレクターへと引き継がれるべきであって、無機質な資料館などで一部の研究者のために保管されるものじゃあない。」・・・
今では私も、六十代半ば。和解した頃の父に近き齢となった。光陰儚しかな・・・

泉鏡花のコレクションは、三十数年前に、公開展示を目的に、ご息女、泉名月さんが名誉館長をなさっていた金沢市の泉鏡花記念館に託した。
とはいえ、今でも私は鏡花資料の探索は怠らず続けている。

さて話は変わるが、近年まで十数年間、思いもよらぬ浮世の沙汰に巻き込まれ、少々大袈裟だが、私は半死半生の日々を過ごして来た。
ようやく正気の日々を取り戻した今、雑然と取り散らかった蔵書を眺め、世に言う「終活」ならぬ「蒐割」をすることとした。

泉鏡花をはじめ、国木田独歩、幸田露伴、山田美妙、江見水蔭、岩野泡鳴、永井荷風、谷崎潤一郎、吉井勇ほか、好みの作家を中心に手元へ残し、それ以外の蔵書、そしてダブって所持しているものを「書肆シエン」さんにお譲りいたし、世の愛書家・愛好家諸氏のお手元に届けば幸甚である。

老いてますます市井の道遠く、何卒ご理解願いたく、ご容赦、ご容赦。

                         令和五年神無月 記す

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