【基板・製作】高出力(80W) モノ・アンプ基板・製作キット
出力80W程度のディスクリート・全段直結アンプ基板製作のためのパーツセット。ただし出力コンプリ(2N3055&MJ2955:オプションでプラス700円)と放熱板は含みません。基板はモノラルなのでステレオには2枚必要。正電源、負電源を用い差動入力・全段直結回路なので入力段のコンデンサをバイパスすれば直流アンプになります(要ゼロ調整)。抵抗値など若干印刷と異なる部品(50Ω->51Ω等)もありますが、回路はほぼ基板印刷のまま、実体図に合わせて部品をハンダ付するだけなので製作は容易でしょう。又、セットには使用範囲を広げるため、以下の部品が追加されています;
1)±7.5V(ヒータトランス整流値)、±15V(バッテリー充電用トランスなど)、±25V(初期のTRアンプで用いられた)電源使用のためのクロスオーバー歪補正抵抗。
2)PA用途でなく室内でクラシックなどを聴く場合にNF値を大きくできる負帰還用の代替抵抗。
3)同一基板で別途出品の10Wアンプにするための変更用回路図&説明。
■主な部品は以下のとおり;
1) アンプ基板(モノ): 75mm x 105mm, 1.0mm thickness single layer.
2)出力コンプリ接続コード(六色)
3)出力コンプリ取付用具、絶縁マイカ、ネジ、卵ラグ等
4)オペアンプ:UA 741
5)ドライバ段、コンプリ:BD139 + BD140
6)抵抗、コンデンサー、ダイオードなどの基板製作部品
7)回路図・実体配置図
出力コンプリは印刷のとおり、2N3055&MJ2955ですが、試作基板で試したところ、他のコンプリでも電源電圧・放熱・クロスオーバー歪などを微調整すれば動作するようです。面白いところではフェアチャイルド社のSS8550&SS8050(ピン接続がCBEなので直接基板に接続できる)でも(放熱は必須ですが)ちゃんと2Wの出力が得られました。TO-92のあのボディで2W出るんですからね、全く、驚きです。音も悪くないですよ。お手持ちにパワー・コンプリがある方はぜひお試しあれ、とは言っても動作は保証の限りではありませんが…。
10W程度の家庭用・小出力アンプなら別途出品のようにドライバ段をC1815&A1015(オプションで追加:+50円)にしてBD139&BD140を出力に回すだけ。この場合、放熱板はシャーシか市販のアルミ板でOKです。ディスクリートなので回路・部品変更の自由度が高く、修理も容易、トランジスタ・アンプ入門・回路学習に適したキットです。
送料は2セットまで同じ、当方のID及び取引に関する詳細は以下のURLを参照。
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