大判 ミュシャ挿絵「白い象の伝説」ゴーティエ 1894年刊 初版 希少本
ミュシャ挿絵「白い象の伝説」
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この『Memoires d’un Elephant Blanc』は文芸的価値だけでなく、当時の挿絵芸術においても非常に重要な位置を占める作品です。その理由は、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)が挿絵を担当している点に他ありません。
このコラボレーションは、19世紀末のアール・ヌーヴォー芸術と東洋幻想文学が融合した稀有な例として、美術・文学両面から高い評価を受けています。
ミュシャは、この物語の東洋的幻想性に合わせて、仏教的、ヒンドゥー的、タイ的なモチーフをあしらった繊細な線画を制作し、象や寺院、蓮華、祭儀、神々のような存在が描かれ、エキゾチックで夢幻的な雰囲気をかもし出しています。
表紙デザイン、章頭飾り、装飾罫、挿絵すべてにミュシャのスタイルが統一的に施されており、本そのものが芸術作品になって「視覚芸術としての書物」を実現した代表例のひとつとされます。
大判・上質紙にフルページ7点の他、多数のイラストが盛り込まれたこの初版は現在稀覯本として収集対象となっており、今後状態の良いものは益々入手困難なると推測されます。
私も本書を探しはじめて手に入れるまで約3年の時間を要しました。
状態は表紙にスレは見られるものの、ページの折れ、緩み、破れ、目立った汚れは見当たらず、ミュシャの作品を心行くまで堪能することができます。
書名:「Memoires d’un Elephant Blanc」(白い象の伝説)
著者:ジュディット・ゴーティエ(Judith Gautier)
挿絵:アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)
出版:パリ・Charpentier et Fasquelle社
発行年:1894年 初版
言語:フランス語
装丁:クロス装 三方金
サイズ:31.7cm×23.8cm
頁数:192ページ
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