書籍/茶碗-和物/志野-卯花墻.羽衣.朝萩.朝日影.広沢.猛虎.他/鼠志野-峯紅葉/織部.萩.他/付属物.箱書.伝来/重文.国宝/解説-加藤唐九郎/茶道
■■『書籍』・・・■■ ●●『茶道美術全集』・・・●● ―” 求龍堂・淡交社・刊”― **”(全10巻中の・第3巻) ”** *(後に5巻が増え・全15巻になります)。 ■■『茶碗・朝鮮』・・・■■ ●執筆・・・● ◆加藤唐九郎。 ●監修・・・● ◆千宗室。 ●顧問・・・● ◆千宗左。 ◆千宗守。 ◆薮内紹智。 ◆小堀宗慶。 ◆山田宗囲。 ―” 刊行のことば・(千宗室)”― ★日本の茶道は・その成立の初期から今日まで・綜合的 な文化体系として・日本人の生活文化の基調としての 役目をはたしつづけている。 日本固有の審美的な美意識から・茶室・茶庭といった 建築空間の構成・各種道具の生活工芸としての造型・ 点前作法に見る坐作進退の姿勢・懐石を中心とした飲 食の意匠性まで・日本人の生活基盤のなかに・ふかく 根ざして・伝統的なくらしとなって生きているのであ る。 ところで・この茶道の真髄を把握するためには・どう しても通らなければならない関門のあることを忘れて はならない。 それは・茶道を構成する道具に対する知識と鑑賞眼の 琢磨である。 実は・茶道の極意は・この第一関門を初歩としながら も・これを究極とするとも言われるものである。 目利ニテ茶湯モ上手・数寄ノ師匠ヲシテ世ヲ渡ルハ 茶湯者ト云・一物モ不持・胸ノ覚悟一・作分一・手 柄一・此三箇条ノ調タルヲ侘数寄ト云々。 唐物所持・目利モ茶湯モ上手・此三箇モ調ヒ・一道 ニ志深キハ名人ト云也。 と・「川上宗二記」・にあるように・文化遺産と考 えるとき・精神文化さえもが・道具を中心とした造 型遺産に内包されると考えてもよいのである。 ★幸いにして・多くの読者諸賢とともに・美の宝庫の中 に遊ぶよろこびをわかちあい明日への茶道人の歩みの 資たらしめんとねがうのである。 ■発行日=昭和45年5月20日。 ■監修=千宗室。 ■執筆=加藤唐九郎。 ■発行所=株式会社・求龍堂・淡交社。 ■発行者=株式会社・求龍堂・石原龍一。 株式会社・淡交社・納屋嘉治。 ■発売元=株式会社・淡交社。 ■外箱・表紙カバー・厚布表紙。 ■サイズ=23×31.5×2.3cm。 ■定価=3500円。 ■状態=美品。 ●外箱に経年の傷み、ヤケによる変色が有ります。 ●本誌内は外箱付属で、傷み・ヤケも殆ど無く ●年代的には良い状態に思います。 ◆◆注意・・・◆◆ ★外箱に経年の痛み、ヤケによる変色、等が 有りますのでご理解下さい。 内本には傷み、ヤケは殆ど有りません。 ★また、発行日より経年を経て下ります。 コンディションに係らず・古書で有る事を 充分に御理解の上・御入札下さい。 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!! ●全・181頁・・・!! ◆図版部の・93頁迄・カラー・上質光沢紙。 ◆小冊子月報・Ⅲ・「茶道美術全集・茶碗-和物」。 ・付属 ●図版総数・90点・・・!! ◆作品は・46点。 ◆正面・(側面)/高台/見込/他。 ●図版解説頁に・・・!! ◆解説・・・!! ★付属物/伝来/所蔵/寸法/所蔵者/他。 ◆白黒・図版・・・!! ★添状/箱書/添幅/添額/極書/他。 ●形から見た和物茶碗の主な名称・・・!! **”(94~95頁・光沢上質紙・白黒)”** ◆天目形。 ◆椀形。 ◆利休形。 ◆平。 ◆半筒。 ◆沓・(不正)。 ◆筒。 ◆御本之手。 ●蒐集・資料などの参考に・・・!! ●探されていた方は、この期会に・・・!! ●以下・詳細をご覧ください・・・!! ◆掲載案内は・抜粋して下ります。 ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。 ●数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■■『図版』・・・■■ ●1・瀬戸・「菊花天目」。 ◆高台。 ◆側面。 ・中興名物。 ・重文。 ・藤田美術館。 ★天目台―黒無地菊花。 ★箱―桐・白木・書付・小堀遠州筆。 ★仕覆―白地ニ重蔓古金襴。 ●2・瀬戸黒・銘・「大原女」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―書付・瀬戸黒・大原女。 ●3・瀬戸黒・銘・「小原木」。 ◆高台。 ◆側面。 ★曲物―桜・溜塗・書付・金粉文字。 ★外箱蓋裏―書付。 ●4・利休瀬戸・銘・「万歳」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付。 ★外箱―桑・書付・益田鈍翁筆。 ●5・黄瀬戸・銘・「朝比奈」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・元伯宗旦。 ●6・黄瀬戸・銘・「難波」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐杉・縫合・書付。 ●7・伯庵・(本歌)。 ◆高台。 ◆側面。 ・中興名物。 ★内箱―桐・白木・貼紙・書付・小堀遠州筆。 ★外箱―黒塗・面取・朱塗・貼紙・書付。 ●8・土岐伯庵。 ◆高台。 ◆側面。 ・中興名物。 ・藤田美術館。 ●9・黒織部・銘・「松風」。 ◆高台。 ◆側面。 ★見込。 ★箱蓋裏―書付・小堀十左衛門政貴筆。 「琴の音に山路の 奥をたつねれは またうへもなき みねのまつかせ」。 ●10・赤織部・銘・「山路」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―春慶塗・唐戸面・書付・金粉文字。 ●11・織部沓形。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・本阿弥空中筆。 ●12・織部黒筒。 ◆高台。 ◆側面。 ●13・志野・銘・「卯花墻」。 ◆高台。 ◆側面。 ・国宝。 ★内箱―桐・白木・面取・書付。 ★箱蓋裏―貼紙・書付。 **”伝来”** ★江戸深川の冬木家-室町三井家。 **”所載”** ★庚申・大正茶道記/大正名器鑑 **”寸法”** ★高サ・8.8-9.5センチ。 ★口径・10.5―11.8センチ。 ★高台径・6.4センチ。 ★高台高サ・0,5センチ。 ★重サ・496グラム。 ◆写真で見ると非常に大きく見えるが・実際は・志 野茶碗としては小柄な茶碗である。 それがこの茶碗の名品たる所以。 茶碗によらず・何ものでも・実際より大きく見え るもの・または実際より重く感ぜられるものが名 品である。 陶器はむろんのこと・たとえばそれが・石であろ うがとカネであろうと・同じである。 筆者はこの茶碗で・何回も飲む機会にめぐまれた が・茶がいちばんおいしい茶碗であった。 ・(略・・・・・)。 「やまざとの・うのはながきの・なかつみち・ゆ きふみわけし・こゝちこそすれ」・の一首が箱の 裏に色紙貼してある。 垣根ににおう卯の花に見立てて・この銘が生まれ たものであろう。 ●14・志野・銘・「羽衣」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・○啄斎宗左筆。 ★箱蓋裏―書付・如心斎宗左筆。 **”伝来”** ★京都・寺村家-小大丸家-大阪・某家。 **”寸法”** ★高サ・8,5-8,8センチ。 ★口径・12.0-13.9センチ。 ★高台径・5,8センチ。 ★高台高サ・0.8センチ。 ★重サ・577グラム。 ◆この茶碗は・志野茶碗の中で・もっとも派手な大 振りの茶碗で・豪快である。 作域が無造作で・土はざんぐりとし・大まかで・ 高台脇の土とりが気楽で面白い。 釉掛けも作為的ではなく・濃淡が自然に現れて・ その淡い所が・すばらしい緋色になっている。 ・(略・・・・・)。 「羽衣」・という銘は・謡曲の・「羽衣」・を連 想してのことであろう。 こういう茶碗は・この作者といえども・二つとで きないと思われる。 理由は・窯の炎による自然の力が大きく働いて生 まれたものであるからである。 人為によって造ることの出来ないもので・志野茶 碗中でもっとも特徴のありものといえる。 ●15・志野・銘・「朝萩」。 ◆高台。 ◆側面。 **”伝来”** ★京都・樋口家-松平不昧。 **”所載”** ★大崎御宝器帳/伏見屋覚書/大正名器鑑。 **”寸法”** ★高サ・12.0-12.6センチ。 ★胴径・12.6センチ。 ★高台径・5.7-5.9センチ。 ★高台高サ・0.7センチ。 ★重サ・510グラム。 ◆この茶碗も・志野茶碗の一つの典型である。 ・(略・・・・・)。 ●16・志野・銘・「朝日影」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―黒塗。 ★蓋裏―色紙・藪内竹翠筆。 「千早ふる神路の 山の朝日かけ 猶君か代に くもり あらすな」。 ◆この茶碗で・お茶を飲んだことはないが・何回か となくこれを手にする機会には恵まれた。 これもすばらしい・豪快で手触りがよく・力感を あたえる。 ・(略・・・・・)。 ●17・志野・銘・「広沢」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・貼紙・書付。 ◆この茶碗の素地土は・百草土で・ざんぐりとして いる。 だから・茶もむっくりと冷めない。 釉は雪白で・ほどよく緋色も出ている。 ・(略・・・・・)。 ●18・志野・銘・「猛虎」 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・貼紙・書付・藪内竹翁筆。 ★箱蓋裏―書付・藪内竹翁筆。 ◆この茶碗は・「朝日影」・「羽衣」・と同系列の 作振りである。 ・(略・・・・・)。 ●19・志野・「橋上人物絵」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桑・書付・○啄斎宗左筆。 ★箱蓋裏―詩銘・書付・○啄斎宗左筆。 ●20・志野・銘・「通天」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・書付。 ●21・志野・銘・「夕紅葉」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―黒溜塗・金粉文字・書付。 ●22・志野・銘・「牛若」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木。 ★蓋裏書付―益田鈍翁筆。 ●23・鼠志野・銘・「峯紅葉」。 ◆高台。 ◆側面。 ・五島美術館。 ★箱―面取・書付・金粉文字・峯紅葉。 ●24・鼠志野・銘・「山の端」。 ◆高台。 ◆側面。 ・根津美術館。 ★箱―桐・白木・貼紙・書付。 ★箱蓋裏―書付。 ●25・鼠志野・銘・「檜垣」。 ◆高台。 ◆側面。 ・畠山記念館。 ●26・鼠志野・銘・「さゝ波」。 ◆高台。 ◆側面。 ★外箱―黒塗。 ★蓋裏―貼紙・柴々浪・書付・宗和筆。 ●27・鼠志野・銘・「横雲」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・書付・小堀権十郎筆。 ●28・唐津・銘・「子のこ餅」。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・細川三斎筆。 ★総外箱―貼紙・書付・閑事庵宗信筆。 ●29・唐津・銘・「中尾」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・薬籠・書付・小堀遠州筆。 ●30・絵唐津・銘・「あやめ」。 ◆高台。 ◆側面。 ●31・瀬戸唐津・「皮鯨」 ◆高台。 ◆側面。 ★見込。 ●32・唐津・銘・「深井路」。 ◆高台。 ◆側面。 ●33・薩摩・銘・「乃の宮」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・書付・小堀権十郎筆。 ●34・高取・面取。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・書付・小堀遠州筆。 ●35・高取・銘・「山の端」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・小堀権十郎筆。 ★内箱蓋裏―書付・小堀権十郎筆。 ●36・萩・銘・「田子浦」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・玄々斎宗室筆。 ★内箱蓋裏―黒塗・書付・金粉字形。 ●37・萩・銘・「三芳野」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・溜塗・書付・金粉字形。 ●38・萩・銘・「雪獅子」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・白木・書付・了々斎宗室筆。 ●39・萩・銘・「白雨」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―黒塗・書付・金粉字形。 ●40・朝日・銘・「胴紐」。 ◆高台。 ◆側面。 ●41・朝日・銘・「老波」。 ◆高台。 ◆側面。 ★内箱―桐・書付・金粉字形。 ★外箱―黒塗・書付。 ●42・信楽・銘・「水の子」。 ◆高台。 ◆側面。 ・根津美術館。 ★内箱蓋裏―書付・覚々斎宗室筆。 ●43・仁清・「扇流」。 ◆高台。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・書付・金森宗和筆。 ★消息―金森宗和筆。 ●44・仁清・銘・「片男波」。 ◆側面。 ●44・仁清・銘・「片男波」。 ◆側面。 ●45・仁清・「鱗文薬切」。 ◆側面。 ★箱―桐・白木・書付。 ●46・乾山・「滝山水」。 ◆高台。 ◆側面。 ★別面。 ★別面・(賛)。 ■■『総説』・・・■■ ―”和物茶碗の系譜”― **”加藤唐九郎”** ●椀と碗。 ●喫茶の始まりと茶碗。 ●茶碗の鑑賞のはじまり。 ●茶碗の美の発見。 ●和物茶碗の番付。 ●茶陶の栄耀。 ●茶碗のいのち。 ●今日の問題点。 ■■『日本陶磁窯址地図』・・・■■ ■■『図版解説』・・・■■ **”加藤唐九郎”** ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ■入力のミスはご容赦下さい。 ■他の出品も・是非御覧下さい。 ■■入札案内・・・■■ ●状態はすべて点検済ですが、 ●見落し等が無いとは言えません。 ●見解の相違も御座います。 ●御了承・御理解の上・入札下さい。 |
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