定価:525,000円
プロツアーのビッグレースで常勝のCervelo社のフレームです。
創業者のジェラルド・ヴルーメン、フィル・ホワイトの2人のエンジニアが最軽量に挑んだプロジェクト・カルフォルニア。
その産物として生まれたのが、両氏の名前を冠したフレームセットで1㎏を切る超軽量フレームのR5vwdです。
現在も変わることのない、極太のダウンチューブとチェーンステー、極細のシートステーというフレームデザインに先鞭をつけたオールラウンドモデル、Rシリーズの最高峰です。その軽量性でツール・ド・フランスを、快適性でパリ・ルーベをどちらも制しています。
完成車で4kg台と、ディスクブレーキでは実現不可能な重量で組み上げてヒルクライムレース専用に使っていました。
5レースほどしか使っていないので、走行距離200km未満の超美品です。
超軽量で十分な剛性を備えることから、最強の加速・登坂性能を誇ります。
また絨毯の上を走っているような快適性も特徴的で、ロードレースやロングライドにも向いています。
BBにはCeramic Speedに並ぶ低抵抗を実現した、Hawk Racing社製を入れてあります。
稀代の名車を、ぜひこの機会にご落札ください。
【仕様】
サイズ:54㎝ ※ジオメトリーは画像の表をご覧ください
フレーム重量:730g
フォーク重量:263.5g
コラム径:1-1/8インチ オーバーサイズ
コラム全長:202㎜(ステム下にスペーサーを10㎜使用していました)
シートポスト径:27.2㎜ 丸形
ボトムブラケット規格:BBright
エンド:クイックリリース 前100㎜ 後130㎜
フロントディレーラー台座:直付
【付属品】
ヘッドセット:FSA 純正
シートクランプ:Cervelo 純正
BB:Hawk Racing 30㎜軸クランク用
予備エンド:Cervelo 純正
【インプレ記事より】
1995年に設立されたサーヴェロ。その原点にあるのがタイムトライアルバイクだ。フィル・ホワイトとジェラルド・ヴルーメンの2人のエンジニアの手により誕生した「Baracchi(バラッキ)」は最高のエアロダイナミクスと軽さ、さらには強靱さを兼ね備えたバイクであり、プロ選手へ供給するためだけに作られたものだった。
Baracchiが最高の評価を獲得したことでサーヴェロ社を創業するに至り、多くのライダーの支持を集めてきた。サーヴェロが優れた製品を供給し続けられるのは、自社設計による革新的な技術の投入をレースの世界からのフィードバックが支えていることにほかならない。かつてはサーヴェロテストチーム、現在ではガーミン・バラクーダにより、バイク開発に必要なデータのフィードバックを得て日々進化を続けている。
そして、プロライダーのために誕生した意欲作といえるRシリーズ。かつて自転車レースの頂点ツール・ド・フランスを制した名車「R3」が祖となる。そして現在の最高峰であるこのR5は、さらにブラッシュアップされた同社のテクノロジーの粋を結集したピュアレーシングバイクといえる。
R5は簡単に言うならサーヴェロの優れたカーボンテクノロジーを結集して生まれたオールラウンドロードバイクだ。R5 VWDには、前作R5よりもさらに進化した性能が与えられている。フレーム重量は56サイズで760gと前作よりも約10パーセントの軽量化を実現しているのだ。
並みいるライバルメーカーのなかでもその重量は最軽量クラスに位置し、その軽さを生かしきるだけの剛性が与えられ、グランツールをはじめとした山岳ステージで最高の結果を得られるポテンシャルを秘めているといえるだろう。この性能はプロのステージレースで発揮されることはもとより、市民レーサーに対してもロードレースやヒルクライムをもターゲットとしている。
R5シリーズにはどんな方向からの力にも対応できる丸形のオーバルチューブと、縦方向と横方向からの力に対して耐性のあるスクエアチューブ、それぞれ両方の利点を採り入れたスクオーバルカーボンチュービングを採用している。これはR3誕生からほとんど変わることがない、完成度の高い構造といえるだろう。
この伝統的な角型チューブの角をスムージングしたような形状が与えられたR5は、求められる剛性を最適化することに成功している。そしてさらなるブラッシュアップが施された2世代目となるチューブ構造が用いられる。
軽量かつ高剛性というロードバイクの理想を具現化するために、R5 VWDには随所に独創性溢れるギミックが施される。卓越したクライミング性能や、安定感のあるコーナリング性能を実現するために上下異径のテーパーヘッドが採用されるが、下ワンは多くのバイクに用いられる1-1/4"よりも大径化した1-3/8"を採用した。
対して最新エアロモデルのS5は上下共に1-1/8"を用いている(エアロ効果を高めるためだろう)。これは両車でコンセプトをはっきりと分けている証拠で、サーヴェロの強い意志が伺い知れる。わずか290gという軽さの超軽量を実現しながらも、剛性を損なわぬように設計を最適化して生まれた、まさに独自の規格である。
さらにライダーの疲労を軽減するためにシートステーは横方向に扁平加工され、極限までシェイプされた細身の形状とすることで、卓越した振動吸収性も確保されている。フロント部の太さと比較すると頼りなく思えるが、パワー伝達性能を左右するチェーンステーの大ボリュームを見れば安心できるだろう。
R5が採用するテクノロジーのなかで注目すべきはオリジナル規格のBBrightであろう。乱立する新型BBの規格のなかで登場したBBrightは、自由度の高いフレーム設計を可能にし、ライダーのパワーを余すことなく推進力へと変換してくれる。
現在、新型BB規格のなかで主流となっているのがプレスフィットBBとBB30の2規格である。プレスフィットBBがハンガー幅の拡張によりダウンチューブとシートチューブ、さらに連結されるチェーンステーの横幅を広げることで剛性を向上させたものであるのに対して、BB30はクランクシャフト径を30mmへと拡大することで剛性の向上を狙っている。この2つの規格のメリットを採り入れたのがBBright規格といえる。
クランクシャフト径をBB30同様の30mmに拡大すると同時に、反ドライブ側シェル幅を11mm拡大した左右非対称形状を採用した。クランクシャフト径やBBシェル幅を拡大することは、BB部分に絞った性能向上はもちろんのこと、全体での軽量化や剛性の向上にも貢献する。そしてQファクターを広げることなく剛性を向上させたBB規格がBBrightなのだ。さらにR5 VWDでは、BB付近の剛性を前作よりも5パーセント向上させているのだという。
チェーンステー、タイヤ周りに微小な傷がある程度で非常に良い状態だと思いますが、商品はあくまで中古品です。
写真と商品説明をご覧になり、状態にご納得いただいた上でご入札ください。