*アンプの基本回路は武末数馬先生の設計されたOTLアンプをコピーした 自作動作品です。
製作日は2024年7月です。動作確認150時間程度 動作品です。
構成は片チャンネル 6AU6(1本)、12BH7A(1本)、6C33C-B(2本)です。
6C33は新品を使用しています。片側の電源トランスカバー上部に凹みがあります。
側板は丈夫で堅い ケヤキの無垢材です。
素人加工ですので加工、塗装ムラ,傷などあります。
*測定器無しでバイアス調整が出来ます。
調整用半固定抵抗はシャーシ上側にあり、通常の使用状態で裏板を開けずに調整出来ます。
前面パネルにL,Rのデジタルメーターでパワー管の電流とスピーカ端子のDCバランス電圧が
中央のスイッチ切り替えで直読できます。
デジタルメーターの最小単位は1mVです。
*4Ωスピーカー対応です。
真空管のOTLアンプはスピーカインピーダンスが8Ω以上というのが多いのですが、
4Ωでも心配なく音出しできるように駆動電圧を低くして、大容量の電解コンデンサーを使用し、
低負荷でも 直結で鳴らせます。
パワー部分の電源トランスを2台使用して、Rチャンネル、Lチャンネル独立電源にして左右の干渉も無く
チャンネルセパレーションが良く、音の濁りも出ません。
スピーカはマグネパン(4Ω)を想定して作っています。
*出力は8Ω:21W、4Ω:12W。(歪率計がありませんのでオシロクリップ前)
低電圧での動作のため、パワーは少ないです。
*周波数特性は1W時、5Hz:-0.1dB~25kHz:-0.2dBで平坦です。
発信機がスピーカ動作試験用のヘテロダイン型のため、発信機の帯域が狭く高域は25kHzまでです。
*アンプ設置場所は解放型のラックで、放熱に配慮してください。
底板からファンで強制空冷しています。ファンの電圧は半分位に落とし、ファンノイズを軽減しています。
シャーシ内の温度は40~50℃程度です。真空管自体は熱くなりますので注意してください。
*スピーカからのハム音は聞こえません。ノイズレベルは約0、2mVです。
*外形寸法473(W)x420(D)x232(H)質量21.8kg。消費電力(無信号時)約300W。