[自作] Marshall Master Lead 30 プリ部をペダル化 プリアンプ
MarshallのMaster Lead 30 (model 5010)というトランジスタアンプのプリアンプ部をベースに独自にペダル化しました。このアンプも年代によっていくつかバージョンがあるようで、後期の方のバージョンらしき回路を採用しています。
Lead 12と同様JCM800サウンドと言われるようですが、回路はLead 12とは異なるので、おそらくは別コンセプトの設計なのだと思います。通常GAINとされるツマミがPREAMP VOLUMEとなっていることからも伺えます。Marshall的な特徴はありますが、Lead 12より少し歪まないかなと言う感じです。クリーン系はこちらのほうが使いやすいかもしれません。PREAMPは上げきったところで急に歪み始める感じです。GAINでなくPREAMPとしているのはこのあたりの設計意図かもしれません。JCM800サウンドという意味ではこちらも雰囲気はあると思いますし、Marshallっぽさという意味ではLead 12よりこちらのほうがらしさがあるような気がします。
内部にミニスライドスイッチがあります。元のアンプの入力のHIGH/LOWをスイッチ形式で再現したものです。通常はHIGH(スライドを左)で良いと思います。
追加で改造を入れています。初段のゲインを上げることができるように内部にトリム(可変抵抗)を追加しました。時計回りでゲインを上げることができます。最小でノーマル状態です。
オペアンプはTI製のMC1458を使用しています。
電源は内部で±15Vくらいに変換しています。若干オリジナルより高い電圧になっていますので多少オリジナルより歪が抑えられているというのはあるかもしれません。しかし通常のエフェクターと比べるとレンジは広いのでその良さもあると思います。出力も大きめです。
プリアンプですが通常のエフェクターと同様に使えます。パワーアンプに接続できますが、スイッチはトゥルーバイパスなので常にONの状態で使用してください。
ケースは125Bとか1590Nとか呼ばれるサイズです。
自作のラベルシートを貼っています。
動作確認済。
電源はセンターマイナス9Vです。9Vより大きい電圧で使用すると壊れますので注意してください。電池は内蔵できません。
本体のみの出品です。
Lead 12版も出品しています。