「裁断士」を意味するブランド、タリアトーレ。両脇からウエストを絞るようにして作られた立体的なシルエットこそ、同ブランドのアイデンティティです。厳選した素材を使ったこちらのアイテムは、軽やかに着ていただけるシャツジャケットです。
副材をほとんど使用していないため、カーディガン感覚でさらりと羽織れる一着です。
・今、イタリアで最も勢いのあるブランドと言っても過言ではないTAGLIATORE【タリアトーレ】。
日本では最近人気が出てきたブランドと思われがちですが、イタリアでは既に抜群の人気と知名度を誇り、なんとラルディーニを上回るセールスを記録しています。
オーナー兼デザイナーとして指揮を執るのは、かのリバイバル・プロジェクトのドレス部門を担当していたPINO LERARIO(ピーノ・レラリオ)氏。雑誌LEON(レオン)やMEN'S EX(メンズイーエックス)にも度々登場されていますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
カッティング技術の高さを生かしたタリアトーレは美しい曲線美を作り出し両脇の高い位置からの強めにシェイプしたウエストの絞り込みが印象的でやや構築的で男らしさを感じます。
また、ゴージラインが高く(ハイゴージ)クラシカルな要素も取り入れつつ、モダンな雰囲気を醸し出すボディラインはクラシックをモディファイしたピーノ氏独自性の表現力を感じます。
毛芯、肩パッドといった副資材が省かれているアンコンジャケットですので一度袖を通してみるとソフトで軽い着心地を体現することが出来ます。
たしかな縫製力で立体感を表現しタイトフィティングながら肩回りにいせ込みを施すなどストレスを感じさせない作りになっております。
◆TAGLIATORE【タリアトーレ】:
・ピーノ・レラリオ氏が1998年に創業したTAGLIATORE【タリアトーレ】 オーナーであり、デザイナーでもあるピーノ氏は、デザインのみならずパターンから縫製まで直接指示を出します。 全ての工程は自社内の敷地内にあるファクトリーで行なっており、品質管理のみならず製品の隅々までピーノ氏の美意識が行き渡っています。 男らしくセクシーなブランドで、無難を嫌うかのようなシェイプや生地使いを特徴とし、ラペルチェーンなどアクセサリーのコーディネートも提案。 ボタン一つにもこだわりを持ち、商品にはそれぞれ個性的なボタンを装備しています。一方でイタリアンテーラードをベースにし抜群の着心地を提供する、実力を備えた正当派のブランドでもあります。